菜々の湯

ちいきのこえが、みえるサイト チイコミ ホーム
>

コウケンテツ|インタビュー|チイコミ

コウケンテツ タイトル

イクメンとしても有名なコウケンテツさん。
子ども時代のことや家庭料理への思いを伺いました。

コウケンテツ1 Profile
大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案。テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。一男一女のパパでもあり、親子の食育、男性の家事・育児参加に貢献している。

丸 子どもの頃、母の手料理が家族の中心だった
 僕は4人兄弟の末っ子。のびのびと育ててもらいました。幼い頃から母のいる台所にみんなが集まって料理をするのが当たり前。両親の教育方針は「この世の中で一番大切なのはご飯を食べること」。多少悪さをしても怒られなかったけど、ご飯を残すと怒られるという環境でした。
 小学3年生のとき、クラスのお楽しみ会で「食べ物作り大会」を提案しました。僕らの班が作ったのは「手巻きサンド」。母が時々作ってくれたもので、具材を8種類くらい用意して、手巻き寿司のように食パンで巻いて食べる。楽しかったな。


丸 テニスのプロを目指し、挫折を経験
 15歳でテニスを始めました。プロになりたくて、食生活含め、全てをテニス中心に変えて、専門書のレシピを母に作ってもらったり、自分でも栄養学や弁当作りを勉強しましたね。でも結局、椎間板ヘルニアになってしまってプロの道は閉ざされました。社会復帰するまで、リハビリを含めて2年くらいかかりました。その時も家族が変わらずにいてくれて、みんなと同じご飯を食べられたことが支えになりました。
 僕が20代になり社会復帰した後、料理家の母のアシスタントとして荷物持ちや皿洗いを手伝うようになって、こんなに楽しい世界があったんだと気付いたんです。それがこの道へ進むきっかけになりました。


コウケンテツ2 4歳の息子は料理に夢中。魚の骨抜き中に話し掛けたら、うるさいと怒られました(笑)。

丸僕が家庭料理にこだわる理由
 子どもの頃、母の料理はもちろん、近所の家でたまにごちそうになったなんでもないカレーがめちゃめちゃうまかった。技術や素材も大事だけど、それを超えたものが家庭料理にあると料理家になって分かったんです。これは世界共通なのかもしれません。
 番組でフィリピンのバナウエという世界遺産でもある棚田が広がる絶景の中で暮らす大家族の小さなおうちに訪れたことがあります。働き者の15歳のお姉ちゃんが作ってくれた料理が今でも忘れられない。キャベツと白菜を細いそぎ切りにしてそれを中華鍋に山盛りにし、にんにくとラード、塩で味付けした煮物でした。それを棚田で取れたご飯にかけて食べるのですが、これが「なんじゃこれ!」というほどうまかった。その味が忘れられず、帰国後、同じように作ってみたのですが、全然その味にならなかったんです。
 料理は、場所や誰と食べるかでその味わいもぐっと変わってくるもの。家庭料理にはそんな食材以外のスパイスの力が大きい。だから僕のレシピは家庭料理が基本になっています。
 各国の取材で「家庭料理で大切なことは何?」と聞くと、どの国の人も「家族の健康のため」と即答。これは世界共通なんだと確信しました。両親の教えにも通じて、うれしい発見でした。


コウケンテツ3 おにぎりの握り方でその人の性格が分かります。


丸 子どもが食べなくても一喜一憂しない
 最近、子育てや食育の講演会などでも話すのですが、実は息子は、僕の離乳食を全然食べなかったんですよ。栄養も彩りも完璧だったのに(笑)。子どもにも食べる時、食べない時があるんです。いけないのは、親がそれに一喜一憂してしまうこと。いろんな情報が入ってきますが、そぎ落として子育てすると楽になりました。お弁当作りも、しんどければ冷凍食品を入れていいと思う。ただ一品だけはちゃんと手作りするなどで、全然違いますから。あんまり頑張り過ぎないのが一番だと思います。

Interviewトップへ戻る

平野レミ 安藤哲也 ルー大柴 IKKO 谷原章介 佐伯チズ コジマジック いっこく堂 ジャガー
ギャラリー翠

会員ログイン