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パックン|インタビュー|チイコミ

pakkun タイトル

ハーバード大学卒のインテリ芸人として、硬派な情報番組からバラエティー番組、さらには大学の講師と幅広く活躍するパックン。
その背景にあるものは?

pakkun Profile
1970年コロラド州出身。ハーバード大学を卒業後来日。1997年、吉田眞と「パックンマックン」を結成。その後、情報番組「ジャスト」、「英語でしゃべらナイト」(NHK)で一躍有名に。「外国人記者は見た!」(BS-TBS)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などにレギュラー出演。2012年から東京工業大学非常勤講師に就任しコミュニケーションや国際関係を教えている。著書に『ツカむ!話術』『大統領の演説』(いずれも角川新書)。

丸 冒険心から福井県で英会話講師に
 23年前に来日したきっかけは、友達に誘われたこと。彼が文部科学省(当時・文部省)から福井県に英語講師として派遣されたんです。それまで僕は日本について知識もなかったけど、冒険心がかき立てられて日本で英会話の講師をしようと決意しました。
 最初は1年間だけのつもりでしたが、福井の自然の美しさ、人々の優しさにひかれて2年半過ごしました。その後、昔からの夢だった役者を目指して上京。相方のマックンと出会ってお笑い芸人の道に進んだんです。幼稚園から大学までとにかく目立ちたがりで、人前でパフォーマンスすることが大好きだった僕。日本人にはよく「ハーバード大を卒業したのに、なぜ芸人になったの?」と聞かれるけど、アメリカのコメディー界を支えているのは、ハーバード大卒の人材が多いんですよ。
 当初は日米のお笑いの違いに戸惑いました。アメリカではツッコミという存在がないんです。なんで冗談を言っているのに相方が怒るんだろう、なんでいちいちツッコミ役がボケ役のギャグを説明するようなことを言うんだろうと不思議でしたね。でも、次第にツッコミ役がいることで笑いの幅が広がるんだと気付き、今は日本式のお笑いが大好きです。
 最近ではいろいろなジャンルの仕事をやらせてもらっていますが、芸人の割には知識がある、コメンテーターの割には笑いが取れる、そんな柔軟性が僕のカラーだと思っています。



pakkun 日本人は几帳面なのに、家の床に物を置きっぱなしにするのが不思議ですね。

pakkun 普段は子どもと一緒に歌い、踊り、お風呂も寝かしつけも担当しています。



丸 子どもに議論する力を付けさせたい
 日本で暮らして一番苦労したのは、空気が読めなかったこと。日本人は社交辞令が得意じゃないですか。「遊びに来て」と言われて本気にして訪ねて行ったり、「今度飲みましょう」と言われて「いつ? どこで?」と問い詰めたり。でも、社交辞令を本気にしたことで親しくなった大切な友達もたくさんいます。妻のこともしつこく追い掛け続け、1年以上着信拒否されたのに諦めずに手紙を出すうち、見事射止めました。ただ、20年以上日本で暮らす間に、だんだんと空気を読めるようになってきましたね。相手の気持ちをくみ取って一歩引くという日本人の美徳を学びました。
 気遣いができる日本人は、コミュニケーション力がとても高いと思います。これに、自己主張できる力、議論できる力も兼ね備えたら強いですよ。僕は9歳の息子と7歳の娘にそうした力を習得させるため、「あれはなんであんな形なの?」「こんなとき、君ならどうする?」などとしょっちゅう問い掛けています。
 今後は、日米の懸け橋になるような役目も果たしたい。僕が所属していた、ハーバード大の合唱団グリークラブが1月に来日し、その親善大使を僕が務めました。今後もこうした機会があったら、ぜひ日本の皆さんに彼らのパフォーマンスを見てほしいですね。


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幸内 9月

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