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斎藤工|インタビュー|チイコミ

斎藤工 タイトル

多彩な役柄を演じ分ける、今最も旬の役者さんの一人、斎藤工さん。
自らが引き付けられた映像の魅力を伝えたいと活動も続けています。

斎藤工 Profile
1981年、東京都生まれ。「時の香り~リメンバー・ミー〜」でデビュー。映画「種まく旅人~夢のつぎ木」「ラブレター」「団地」「昼顔」他多数出演。初長編監督作品「blank13」が2018年2月に公開予定。

丸 エンドロールに名前が載りたかった
 父が映像を作る側の人間で、小さい頃から撮影現場へ行く機会がよくあったんです。映像のエンドロールに父の名前が載っていることがすごく誇らしかったです。被写体じゃない人たち…照明さんや音声さんたちの名前が載っているのを見て、「ああ、みんなでモノづくりをしているんだな」と感動していました。自分もこのエンドロールのどこかに名前が載る人間になりたいと早くから思っていました。
特に影響を受けたのは「仁義なき戦い」シリーズで、今の自分をつくっているルーツとも言えます。テレビにおけるアクションやチャンバラとは圧倒的に違うエネルギーを感じたんです。写っているとか写っていないとか関係ないんです。それが僕にとっては、ものすごいリアリティーと迫力で。
  そこで、高校を卒業してから映画の学校に進もうとしたんですが、父から「お前は早く現場に出た方がいい。机の上で映画を学ぶな」とアドバイスされて。表に出る側から映像の世界を目指すことになりました。
デビューしてからは「なかなか芽が出なくて苦労した」という感じで書かれることが多いんですけど、当時、僕本人にはそんな感覚はまるでなくて。ただ自分の演じたものを見るとあまりにもひどい。芝居とも呼べないようなたたずまいで、「この人は芝居をダメにしているな」と、客観的に自分を見ていました。役者としてこういうところを目指していきたいという理想と現実とがあまりに追い付いていないどころか、レールから外れている。前進できていないんです。そんな状態を打破したくて、19歳の時に「伊藤正次演劇研究所」に入所しました。そこでは「自分は役者に最も向いていないと思え」と言われました。向いていない人間が演じるには何をすればいいかを考えなさいと。この後、どんな展開をしていっても、その気持ちは忘れるなと言われたことは今でもはっきり覚えていますし、いまだに自分を過信した瞬間、築いてきたものが更地になってしまうと肝に銘じています。



斎藤工 「色気」って秘めた部分だと思っています。説明しないで感じさせる部分。ミステリアスな人こそ色気があるんじゃないかな。

斎藤工 今の人気を全くあてにしていません。自分は市民権を得たと思ったら下り坂の一歩になることを短くないキャリアの中で感じています。



丸 映像の魅力を多くの人々に伝えたい
 役者という仕事はあくまでもエンターテインメントを作る素材の一つなので、その作品を喜んでくださる方がいて初めて、「ああ、これを作ってきた時間は無駄じゃなかったんだ」と思えるんです。賞を取るよりも、「あなたの作品を見て影響されてこの道に進みました」とか「自分にできることを考えるようになりました」なんて言われると、やってきてよかったなと実感します。
また、映画館の少ない地域で暮らしている人々にも映画を楽しんでほしいと、移動映画館「シネマバード」という活動をしています。これまで宮城県石巻市、福島県広野町などでやってきて、5月には復興支援の思いも込めて、5回目となる「シネマバード」を熊本県山鹿市で行いました。僕が魅了された映像の感動を多くの方に味わっていただけたらうれしいです。


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