2009年設立の合奏団、市川シニアアンサンブル。
コロナ禍に見舞われた2020年、現在の活動状況や来年に向けての取り組みなどを取材しました。
撮影協力/市川市東部公民館、全日警ホール(市川市八幡市民会館)
公開 2020/12/16(最終更新 2022/03/09)

ショー
市川・船橋担当。主に市内の歴史、民話、建造物、イベント等の情報発信。個人的には1980年代より、東京・昭和初期の面影を撮影中。1989年銀座ニコンサロンで個展「都市観察―木造3階建てのまわりでは」、2010年オリンパスギャラリーで「トーキョー・人模様」
記事一覧へコロナ禍の感染防止ルールを守って楽しく練習中
市川シニアアンサンブルは2019年が結成10周年。
2020年5月には記念コンサートが予定されていましたが、コロナ禍のため中止になりました。
最近の練習は、感染防止基準を守りながら実施しています。

30分ごとに休憩して窓とドアを全開、換気しながら練習しています。
同楽団は2009年10月、器楽合奏の愛好家20人のシニアが集まって結成されました。
演奏ジャンルはクラシックからジャズ、ポピュラーと幅広いのが特徴です。

主な演奏活動は、2年ごとの定期演奏会、年1回のミニコンサート、年数回の福祉施設などへの訪問演奏会など。
今年はコロナ禍でこれらが中止になってしまいましたが、今後の実施に意欲を燃やしています。
50歳以上の多様な演奏経験者が出会う
団員の皆さんに話を聞きました。
現在代表の柴田さんは「感染拡大防止を前提に、楽しさを優先して演奏しています」とのこと。
編曲と演奏指導を担当する指揮者の野村さんはプロのサックス奏者です。
「皆さんの持ち寄った楽器に合わせて編曲しています」といいます。
指導中、団員たちの演奏が上達していたら、「すっごく良いです!」と優しい顔で叫び、会場には笑顔が広がっていました。

団員の演奏経験はさまざまです。
バイオリン奏者は「大学で4年間演奏した後はブランクがありましたが、ここで演奏と再会し、今では一番の楽しみ」とうれしそうに話します。
「50歳過ぎてから始めたけれど、面白いね」と語るのはファゴット奏者。
団員は今後に向けて「ラバーズコンチェルト」などを練習中です。
1小節ずつ丹念に取り組んで、完成を目指しているそうです。
多様な演奏経験と個性が出会い、そこから紡ぎ出される合奏をそれぞれが楽しんでいる様子でした。
市川シニアアンサンブル
電話番号/ 090-6163-1347 柴田