楽しく歩く仕掛けを街に広め健康寿命を伸ばそうと、昨年12月、TX柏の葉キャンパス駅近くの歩道に、ウォーク&ヘルスマークが貼付されました。
公開 2021/02/15(最終更新 2021/02/15)

街に出現した130mの大きなメジャー

このマークが貼付されたのは、TX線高架下の飲食施設「かけだし横丁」に隣接した歩道。
白い丸印が1mごとに3つ、5mごとに5つ貼られ、スタートからの距離も記されています。
その横には「歩数を増やすには… 」や「運動をしていますか?」などのメッセージが書かれたサインが並び、二次元コードにスマホをかざすと、より詳しい情報が見られる仕掛けです。

途中には、認知症や転倒リスクの参考になる「おおまた2歩で健康チェック」や「7mチャレンジ」などの体験コーナーもあるので、挑戦してみるのも楽しいでしょう。
ゴールの130mまで進んで自分の歩数が分かったら、二次元コードから年代別の目標歩数とアドバイスをチェック。
13歳以下は動物との歩数比べも楽しめます。

自然やアートを楽しめる9本の道も
このマークは、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)と柏市・企業・大学で構成する「健康まちづくり部会」が、2018年に策定した「柏の葉ウォーカブルデザインガイドライン」の一環として貼付しました。
マークを遊びに使う子や、おおまた2歩を楽しむ人も多く、「建物に囲まれた窮屈な道と感じていたが、楽しく歩けるようになった」との声も届いているといいます。
UDCKのバンバタカユキさんは、「歩幅や歩行時間は健康と大きな関わりがあるといわれています。街に描かれたデザインを楽しみながら、健康への気付きを発見してもらえれば」と話しています。
ウォーカブルとは歩きやすさのことで、ガイドラインでは、緑園の道やにぎわいの道など自然と歩きたくなる9本の道を紹介。
マークに沿って歩いてみた後は、所要時間や距離を目安に、好みの道を歩いてみてはいかがでしょう。(取材・執筆/琉)

柏の葉アーバンデザインセンター
問い合わせ/ 04-7140-9686
時間/午前10時〜午後7時(日曜休館)