「ポカルスFC」は、結成40年以上と歴史のあるチームです。
1代でチームを率いてきた伊藤恵造代表の「自主性を生かした指導」の下、子どもたちは日々サッカーを楽しんでいます。

公開 2021/08/04(最終更新 2021/08/03)

本場ドイツでの経験そして築いた指導法

八千代市勝田台地区、千葉市美浜区を拠点とするサッカーチーム「ポカルスFC」は、現在幼稚園児から小学生までの40人が在籍、指導者は7人で活動しています。
1980年結成当時からチームの代表を務めている伊藤恵造さんは、サッカーの本場であるドイツへの遠征を機に指導者への道に進みました。
これまで日本代表やJリーガーの育成、大学の監督など、指導歴48年、育てた選手は千人を超えます。

現在は高校の女子サッカーチームのコーチも務めている伊藤さん、ドイツでの経験から子どもたちには「自由な発想でサッカーを楽しんでほしい」と、一人一人の自主性を生かした指導を行っています。
そのためチーム主催の大会では、「指導者がベンチに入らない」ことを趣旨とし、多くの賛同するチームと共に、伸び伸びと試合を楽しんでいます。
チームの仲の良さとコーチ陣の優しさ

栗田侑茉君(小4)と木下優綺君(小4)は、共に7年というチーム一の在籍歴。
メンバー同士の仲の良さやコーチ陣の優しさがチームの魅力と語る二人。
これまで続けてきて一番の思い出について聞くと、栗田君は「先日試合で、7年間で一番良いシュートを決めたこと。これまで続けてきて良かったと思いました」と語ります。
また今後の目標について木下君は、「みんなで練習を頑張り、強豪チームに勝てる強さを身に付けたい」と強い意気込みを語りました。

週末の指導を担当している笠間剛さんは「小さな事でも何かをできるようになるという成長していく姿はすごくうれしいです。私も学ぶ事はすごく多い。一緒に成長し、楽しくサッカーができるように今後も全力でサポートします」と語りました。
「生涯にわたりサッカーを楽しんでほしい」というコーチ陣から子どもたちへのメッセージ。
笑顔で楽しく練習に励む子どもたちの姿に、思いはしっかりと届いているようです。(取材・執筆/しゃん)