今年4月、千葉市では新たな市内の移動・周遊手段として電動キックボードの実証実験を開始しました。

7月1日現在で、JR海浜幕張駅周辺をはじめ稲毛海浜公園など15カ所に設置されています。

電動キックボード
電動キックボード

公開 2021/08/15(最終更新 2021/08/07)

ちいき新聞ライター

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利用は18歳以上、運転免許が必要

現在、電動キックボードはJR海浜幕張駅の北口と南口、打瀬3丁目公園、打瀬公民館、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張、稲毛海浜公園などの15カ所に合計45台が設置されています。

幕張新都心エリアから千葉みなとエリアまでの海岸沿いの指定範囲内で走行可能。

電動キックボード
海浜幕張駅北口のステーション。右奥の看板にQRコードや利用方法が記載されている

利用には登録が必要で、専用ラックに設置されているLINEアプリの二次元コードを読み取り、スマートフォン上で利用規約同意や交通ルールのテストの後、普通自動車などの運転免許証、クレジットカード情報を登録します。

借りる際は、ハンドル中央の二次元コードを同じくLINEアプリで読み取り、ロック解除します。

利用後は専用ステーション(15カ所のうち空きのあるラック)へ返却を。

実証実験で使用される電動キックボードは道路交通法上の「小型特殊自動車」に該当し、運転時の運転免許携帯、車道走行(歩道走行禁止)などの遵守事項があります。

また、運転時のヘルメット着用は任意とされ、普通自転車専用通行帯(自転車レーン)や自転車道での走行もできます。

■登録はコチラ

■登録方法の説明動画

移動だけでなく、乗ることも楽しめる

乗るのが初めての人や練習したい人には、稲毛海浜公園内を電動キックボードで周遊してみるのもお勧め。

「シェアサイクル(自転車)は手軽な移動手段として多く利用されていますが、電動キックボードは移動の他に周遊など、乗ること自体もレジャーとしてぜひ楽しんでほしい」と市担当者は話します。

昨年度、幕張新都心の住人や千葉みなと駅周辺の通勤者を対象にモニター実験も行われました。

今回、貸し出し状況が順調なことから、当時のリピーターも多いのではと推測されています。

ここ数年、シェアサイクルはメジャーな移動手段として定着してきました。

電動キックボードで颯爽と道路を行く人を見掛けるのも日常になっていくかもしれません。

まずは、レジャー感覚で試してみては。(取材・執筆/まちゃぷう)

実施期間/令和3年4月28日~10月末(予定)
利用時間/午前6時~午後7時
利用料金/初乗り100円(10分)、以降1分毎15円(税込)
問い合わせ/ 043-245-5375
千葉市国家戦略特区推進課