【農家直送】千産千消通信Vol.01 山武市「快晴食農」代表 前原茂晴さん

『ちいき新聞』が厳選した地元農家から新鮮な産直品が届く「ちいき新聞の直送おやさい」。その加盟農家さんに、農業に懸ける思いを聞きました。

「ちいき新聞の直送おやさい」は、『ちいき新聞』が千葉県農家と千葉県民をつなぐ“千産千消”サービスです。webサイトはコチラ!

八街市の快晴食農代表の前原さん

▲50mプール15個分に相当する1町5反の畑が前原さんの仕事場

公開 2021/09/23(最終更新 2022/08/23)

編集部 モティ

編集部 モティ

編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB

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子どものために有機農家に転身

「ちいき新聞の直送便」の他、近隣のレストランなどにも野菜を卸し、プロからも厚い信頼を寄せられる「快晴食農」。
代表の前原茂晴さんは、2008年から農家を始めた新規就農者です。
それまでは都内に住み、ミュージシャンとして活動。野菜とも農業とも無縁な生活をしていました。

「僕自身、アレルギー体質に長年悩まされていたんですが、妻の妊娠を機に『子どもに同じ思いをさせたくない』と考え始めて」と前原さん。より良い環境で子育てをしたいと音楽とは別の生き方を探す中、ふと頭に浮かんだのが「農業」だったそう。

生まれてくる子どものためにも「やるなら、農薬も化学肥料も使わないことにこだわった野菜」と気持ちを決めました。

山武市の農事組合法人が農薬や化学肥料を使わないの新規就農者を募集していたこと、実家が千葉市にあることも後押しになり、千葉県に移住。

秋は落花生の季節

▲「声が聞こえる距離に食べてくれる人がいることが何よりうれしい」と前原さん

 

研修は受けたものの、実際に畑に出ると当初は分からないことだらけでした。助けてくれたのは、近隣で農家を営む仲間たち。

「今でも肥料を一緒に作ったり、機械や農具を貸し借りしたりと仲良くしています。同じ志を持つ仲間がすぐ近くにいてくれるのは心強いですね」とほほ笑みます。

「農業は自由」人柄も魅力

畑では一株一株をじっくりと観察し、虫がいればつまんではじき、雑草があれば抜き取る。地道な作業ながらも「農業って自由なんですよね。全責任を負う分、やりたいことができる。僕の性分に合ってるんでしょうね」と前原さんはあくまで自然体です。

年間80品目以上とさまざまな野菜を育てていますが、今年は手のひらほどの大きさの「ジャンボにんにく」に初挑戦。

臭みはなくホクホクとした食感が魅力のジャンボにんにく

▲臭みはなく、ホクホクとした食感の「ジャンボにんにく」

 

「まだ知られていない野菜が世の中にはたくさんあるはず。そんな野菜をどんどん作って新鮮なものを皆さんにお届けしたい」と語ってくれました。

 

【千葉県限定】ちいき新聞の直送おやさい

生産方法にこだわった産直品(※)を定期的に宅配し、千葉県の生産者と消費者をつなぐ“千産千消”サービス。

どの農家から届くかは毎回のお楽しみ♪

※農薬・化学肥料の使用量を慣行栽培に比べ5割以上減らして作られた農産物

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ちいき新聞の直送おやさい」定期便

※「ちいき新聞の直送便」は、千葉県内のさまざまな農家の野菜を味わっていただくため、発送ごとに都度、農家を選定してお届けします。特定の農家を指定することはできませんので、どこから届くのかをぜひ毎回の楽しみにしてください。