「ちいき新聞」が厳選した地元の米農家から新鮮な米をお届けする「ちいき新聞の直送米」。その加盟米農家のみやもと山さんに、米に懸ける思いを聞きました。
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公開 2021/12/07(最終更新 2022/08/23)

橋本いくら
編集/記者。愛媛県出身。千葉の食べ物で一番好きなのはさんが焼き。完全に文化系のサブカル脳で生きてきましたが『リングフィットアドベンチャー』によって最近は筋トレに少しだけハマり中。でもツイッターが一番性に合います。★Twitter★@chiiki_ikura
記事一覧へ自然豊かな里山で農業の歴史を守る
千葉県匝瑳市で約1300年もの間、米農家としてその手法が脈々と受け継がれ今に至る「みやもと山」。
トウキョウサンショウウオやゲンジボタル、ヘイケボタルなども生息する、澄みきった豊かな自然に囲まれた田んぼで、みやもと山の米は作られています。
みやもと山の代表、齊藤超さんは、一度は音楽を志し東京へ出たものの、「食べる」ことの大切さに気付きUターン、1300年のバトンを受け継ぎました。
「都内ではバンド活動をしながら飲食のチェーン店でアルバイトをしていました。実家では父が作った無添加のものを食べていたのですが、都内での生活ではジャンクなものが多かったです。ある時、実家で作ったお米や近所のおばあちゃんが作った野菜を家族が送ってくれました。それを食べた時に、あまりのおいしさに感動したんです」と話す齊藤さん。
実家で両親や近所の人が作った季節のものを食べていた時代のことがとても大切に思え、Uターンを決意したそうです。

小さな循環で環境にもやさしく
「食べる人にも環境にもやさしい農業」を目指す齊藤さんの米は、アイガモ農法や、無農薬にこだわったいのち湧く農法を目指し、さまざまな手法を織り交ぜて作られています。
また田畑には、米ぬかやおからを主原料とした自家製の堆肥や、平飼いの鶏たちの鶏ふんを肥料に使っています。
そしてその鶏たちの餌にはくず米を使うなど、「小さな循環を心掛けています」と齊藤さん。

米の他にも餅やみそなどの発酵食品も作るみやもと山。
そのみそは米との相性も抜群だそうで、みそと米で食べるのが最高だと話します。
完全無農薬は決して簡単なことではありません。
それでも、「丁寧に作業をすると確実に田畑が良くなっていくのが分かるのが僕のやっている農業の魅力です」と齊藤さん。
1300年続いてきたバトンをまた次にも受け継いでいけるように、齊藤さんの挑戦は続きます。
【千葉県限定】ちいき新聞の直送米
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どの農家から届くかは毎回のお楽しみ♪
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※「ちいき新聞の直送便」は、千葉県内のさまざまな農家の野菜や米を味わっていただくため、発送ごとに都度、農家を選定してお届けします。特定の農家を指定することはできませんので、どこから届くのかをぜひ毎回の楽しみにしてください。