2022年2月15日に創立150周年記念式典を挙行する、佐倉市立根郷小学校の記念事業の一環として、125周年(1997年)の際に当時の在校生が埋めたタイムカプセルを、四半世紀の時を経て掘り起こしました。

公開 2021/12/29(最終更新 2021/12/17)

思い出の品を手にはにかむ卒業生
11月1日の「掘り起こし式」には、現6年生児童と、125周年当時そして現在の実行委員、卒業生、保護者なども参加し、皆で掘り起こしを見守りました。

姿を見せたタイムカプセルは金属製。
中身はアルミの真空パックでしっかりと守られていました。

式典後、中庭で受け渡しが行われました。
当時の名簿も準備され、次々に手渡される思い出の品。

「当時は5年生。今、子どもが1年生で通学しています」
「現在31 歳で当時は1年生。恥ずかしいけれど、取りに来たかった。次女がここの2年生です」
「当時は5年生、保存状態が良くて驚いた」
「校歌を一緒に歌えたことに自分でも驚いた」など、うれしそうな声がたくさん聞かれました。
自分の子どもが在籍しているという卒業生も多く、時の流れを感じさせます。

また当時同校に勤務で現在は臼井小学校教諭の石川さんも駆けつけ、卒業生と再会、記念撮影に応じました。
「当時の石川先生の年齢を超えた」と驚く卒業生の姿が印象的でした。
今回のことをSNSで知ったという卒業生も多く、時代が象徴されます。

新たなタイムカプセル、そして25年後
150周年記念事業について田辺校長は、「根郷小への思いを大切にした式典を考えている。子どもたちの言葉を詩にした記念曲、6年生のデザインによる人文字の空撮や根郷小のマスコットキャラクターNEGOちゃん、学年ごとの発表など、子どもたちが主体となり、心に残る記念事業にしたい。根郷小の歴史や進取の心を受け継ぎ、次につなげていきたい」と話します。
150周年記念として、新たなタイムカプセルに思い出の品を収納。
今回は埋設せずに、校内の子どもたちから見える所に設置します。

思い出の品 ぜひ受け取りを
受け取りを希望する場合は、事前に受け取り申請書(学校で配布またはHPからダウンロード)を学校へ提出後、来校を。
お渡し期限は2022年3月24日を一区切りとします。
詳細は根郷小HPを参照のことです。(取材・執筆/さくら)
佐倉市立根郷小学校
住所/千葉県佐倉市城454
電話/ 043-484-1031
HP/http://www.school.city.sakura.chiba.jp/nego-es/