「ちいき新聞」が厳選した千葉県内の地元こだわり農家(※)から新鮮な農作物を届ける「ちいき新聞の直送おやさい」。
その契約農家さんに、農業にかける思いを聞きました。
※農薬・化学肥料の使用量を慣行栽培に比べ5割以上減らした農家さん
▶ 「ちいき新聞の直送おやさい」は、『ちいき新聞』が千葉県農家と千葉県民をつなぐ“千産千消”サービスです。webサイトはコチラ!
公開 2022/02/02(最終更新 2022/08/23)

編集部 R
「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。
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【山武市】三つ豆ファーム 山木幸介さんにインタビュー
茨城県水戸市出身。44歳
自分を野菜に例えると?
里芋(寒さが苦手なので)
「三つ豆ファーム」という名前の由来を教えてください。
「豆を蒔くとき三粒ずつ蒔け 一粒は空の小鳥のため 一粒は地の虫のため 一粒は人間のため」という詩が好きなので、そこから名付けました。
自分たち人間のためだけではなく、自然環境のことも考えた農業をするという意思を表しています。
栽培方法にこだわった現在の農業を始めたきっかけを教えてください。
自然の流れに沿った生き方をしたかったのと、シンプルに人の役に立つ仕事をしたかったことから、農業を自分の仕事にすると決めました。
その中で慣行栽培ではなく現在の方法を選んだのは、いろいろな生き物のつながりの中で作物を作る現場を目の当たりにし、「美しい」と思ったからです。
たくましく育つコマツナ
実際に行ってみていかがですか?
実は大変だと思ったことはないんです。
季節の移り変わりと作物の生育、私の手入れがピタッとはまってうまくいったときがうれしいですね。

そんな中でも作るのが難しいと感じる野菜はありますか?
トウモロコシですね。
畑作物の中で最も糖度が高い野菜なので、虫の被害、獣の害ともナンバーワン。
背丈が高いので防虫ネットでの防除がでないのも難しさの原因です。
トンネルビニールで保温して、虫の発生ピークよりも早く収穫したり、雄花の花粉に卵を産む虫の習性を逆手にとって、受粉に支障がない程度の雄花を残し(1割ほど残せば大丈夫)、ほとんどの雄花を刈り取るなどの対策をしています。
早春から春にかけてのお薦め野菜はや調理法は?
壬生菜(みぶな)です。

京野菜で水菜の仲間ですが、丸い葉っぱと独特の風味が特徴。
味と風味をしっかり感じていただけるよう、大きな株に育てています。
お薦めの食べ方は、しょうゆベースの割り下に、鶏肉、大浦ゴボウ、豆腐と一緒に壬生菜をたっぷり入れた鍋。
最高においしいですよ。

これからの目標や夢を教えてください。
当面の目標は、100%宅配野菜セット販売による経営です。
現在はまだ直売所に販売したり、卸し売りをしているので、お客さまを増やして全ての野菜を野菜セット直販したいと思っています。
また、いつかジャージー牛を飼って自分でバターを作りたいという夢もあります。

野菜セットの魅力とは何でしょう?
四季折々の旬の野菜が入っていること、鮮度の良さではないでしょうか。
一番おいしい時季の野菜を、収穫後なるべく早くお届けできるようにさまざまな工夫をしているので、味の違いを必ず感じていただけると思います。
畑の様子や栽培の工夫などについて書いたお手紙も同封しているので、ぜひいろいろ知っていただいた上で野菜を味わってもらえればうれしいです。
【千葉県限定】ちいき新聞の直送おやさい
生産方法にこだわった産直品(※)を定期的に宅配し、千葉県の生産者と消費者をつなぐ“千産千消”サービス。
どの農家から届くかは毎回のお楽しみ♪
※農薬・化学肥料の使用量を慣行栽培に比べ5割以上減らして作られた農産物
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