「みやもと三百人劇場」を知っていますか?
公開 2022/02/11(最終更新 2022/03/09)

公民館主催の事業名から講堂の愛称へ
1988年の宮本公民館開館時に勤めていた演劇好きの職員が、東京都文京区にあった三百人劇場(2006年閉館)を持ち出し、「ちょうど定員300人だから」と、同公民館が主催(共催)する自主事業に名付けました。

今では、「宮本公民館講堂」の愛称として慕われています。
ロビーには、緞帳に描かれた船橋大神宮の灯明台の原画が飾られ、床と天井に灯明台の六角形の屋根のモチーフが。
公演時、客席は階段状に椅子が並びますが、収納すると体操や卓球などができる講堂になります。
5年前の改修工事で天井や壁、照明などを一新。
築30年以上と思えない新しさです。

市民やボランティアに愛されて
公演は年に5〜7回、音楽・演劇・落語・講演会などジャンルや観客の年齢層が偏らないよう企画。
広報に掲載されると電話が鳴り始め、2時間で満席になる公演も。
「コンボラス」というボランティアスタッフがいて、受付などの当日運営だけでなく、企画の提案も行っているそうです。
3月19日には人形劇「花咲爺〜はなさかじいさん」を公演予定。
「身近な公民館でいろいろな文化芸術に触れてほしい。子どもや学生、働く世代など幅広い方に利用してもらえるよう、今後も企画を工夫していく」と公民館担当者。
300回公演まであと少し。
すてきな名前の劇場がいつまでも続きますように。

宮本公民館
住所/千葉県船橋市宮本6-18-1
電話/ 047-424-9840
HP/https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/toshokankominkan/0002/0003/0002/p003710.html