春恒例「八千代新川千本桜まつり」のライトアップが、2月26日(土)~3月6日(日)に開催決定。

今年は、未来へ向けたサステナブルな社会実現の一歩としてエコ電源を初導入します。

八千代新川河津さくらエコライトアップ
昨年のライトアップ。写真映えポイントは対岸沿い、狙いめは午後7時前後だとか

公開 2022/02/09(最終更新 2022/02/08)

ちいき新聞ライター

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自然エネルギー利用のエコライトアップ

「後世の市民の宝となるような桜並木を…」と2002年に開始された八千代市新川千本桜植栽事業。

思いを込めて植栽された桜は20年の月日がたち、現在では新川の対岸沿いに8種類、約1230本の桜が咲き並んでいます。

特に早咲きの河津桜は、上流側両岸の4.6kmに695本にもなる日本最長級の桜並木に。

八千代新川河津さくらエコライトアップ
開花時期が早く、長く花を楽しめるのが特徴

見頃の時季に合わせて2017年からまつりを実施しており、花見客でにぎわいを見せています。

八千代新川河津さくらエコライトアップ
満開時にはたくさんの花見客でにぎわう(過去のまつりの様子)

あいにくコロナ禍の影響で一昨年は中止、昨年はライトアップのみ、引き続き今年もライトアップをメインイベントとしています。

今回のライトアップには、初の試みとして自然エネルギー100%利用のエコ電源を導入。

この背景として、「新川千本桜の会」会長であり実行委員会役員の萩原善彦さんは「令和元年房総半島台風での桜並木の倒木被害を受け、温暖化が進む気候変動に危機感を持ちました。桜並木をはじめ、次世代も住み続けられる街づくりを目指し、八千代市で目指すゼロカーボンシティーやSDGsの社会実現に向けた一歩として、自然エネルギーを利用したエコ電源導入を計画しました」と語ります。

取り組みに際し、自然エネルギー100%の推進活動をしている一般社団法人「やちよ未来エネルギー」とタッグを組みます。

八千代新川河津さくらエコライトアップ
八千代市民祭にてエコ電源実証実験を公開

エコ電源に向けたクラファンで目標達成

エコ電源には、太陽光パネルやポータブル電源、EV車「シーポッド」を活用し、LEDライト70 個に電力を供給します。

活動資金調達のために実施したクラウドファンディングでは、開始1週間で目標金額を大幅に上回り、多くの人からの賛同を受けました。

当日のライトは、昨年から実施した昼白色と電球色のミックスカラーで、より幻想的な光となったライトアップが楽しめます。

八千代新川河津さくらエコライトアップ

一日照らすための供給電力に必要なのは晴天約半日。

「あとは好天を祈るのみ」と話す実行委員の担当者。

川面に映る美しい桜並木、今年はクリーンな輝きが幻想的に桜を照らし出します。(取材・執筆/しゃん)

ライトアップ
期間/2月26日(土)~3月6日(日)
点灯時間/午後5時~午後8時
会場/新川右岸河津さくら並木(国道16号八千代橋から約500mの区間)
駐車場/第2駐車場あり
問い合わせ/ 090-9849-4546 八千代新川千本桜まつり実行委員会(午前10時~午後5時)
Facebook/https://www.facebook.com/shinkawa1000sakura