合唱団「シティ オペラ ちば」(COC)はオペラの素晴らしさを共感するため、幅広い世代の仲間たちが集まり、裾野の広い公演活動をしようと2004年に設立されました。

公開 2022/02/16(最終更新 2022/03/08)

ボノ
横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!
記事一覧へ演目は6年ぶりのあの名作
「コシ・ファン・トゥッテ〜女とはみなこんなもの〜」は1790年にイタリアの皇帝がモーツァルトに命じて作られたオペラ。
しかし19世紀まで「自分の恋人が裏切るかどうか賭けをする」という内容が不道徳だと評価が低く、上演されませんでした。
20世紀になると再評価され、今では「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「魔笛」と並び、モーツァルトの四大オペラと評されるほど。

舞台は18世紀中頃のナポリ。朝から夜までの一日の出来事を描いています。
COCでは2016年にこの演目を演じ好評だったので、今年、さらにブラッシュアップして再演することに。
30曲中16曲が二重唱〜六重唱のアンサンブル(重唱)という構成で、前回は重唱のみだったが、今回はアリアも入れ、全曲演奏の本格的な公演となりました。

主な登場人物は、恋する姉妹とその恋人の青年士官たち、そして哲学者、小間使いの6人。
団員は1年前から稽古に取り組んでいますが、全部を一人で歌うのは負担が大きく、全員が出演できなくなるため、一つの役を2、3人で分担。
衣装を特徴的にし、不自然にならないように工夫しています。
若者からシニアまで大好きな歌を楽しむ
団員は最高齢89歳から若い年代層までと幅広いのも特徴。ですが、練習は和気あいあいとした雰囲気で、年齢のギャップは全く感じられないそうです。
音大出身の人もいますが、ほとんどの人は歌が大好きで集まってきた人たち。
指揮者で総監督の小玉保陽氏、演出米本麻紀子氏の指導の下、練習を重ね、皆で協力して大きな舞台で歌えることに大変感動しているといいます。

音楽はピアノ伴奏(栁澤光彦氏)なので、生のピアノの素晴らしい演奏も聴きどころの一つ。
もちろん日本語上演で、ナレーション・字幕付きと分かりやすいのもうれしい。
美しく楽しい舞台に酔いしれてはいかがでしょうか。
日時/3月19日(土)
午後0時30分開演(正午開場)
会場/千葉市美浜文化ホール メインホール
住所/千葉県千葉市美浜区真砂5-15-2
アクセス/JR検見川浜駅徒歩8分
料金/全席自由 1,000円
電話番号/ 080-6729-3688 団長 宇野
主催/シティオペラちば (令和3年度千葉市芸術文化振興事業補助金採択事業)
後援/千葉市音楽協会他