昨年12月からJR下総中山駅周辺に芸術家が滞在し、作品展示やワークショップ、協働制作などの交流プログラムが行われています。

自分の住む町で生まれる作品を見に行きませんか。

大槌秀樹さん
大槌秀樹さん。鬼高スタジオの前で

公開 2022/02/18(最終更新 2022/03/09)

のの

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千葉県生まれの千葉県育ち(成田→佐倉→船橋と少しずつ移動)。食べること・旅行・ヨガが好き。時々ドライフラワーを製作。空を見上げてちっぽけな自分に気づくとホッとします。

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町に芸術家がやってきた!オープンアトリエで作品を制作

この企画は、「アートが楽しめる都市・市川」を目指して、地元企業や市川商工会議所などの地元機関により構成されたICHIKAWA ART   CITY実行委員会が主催したもの。

現在、2人のアーティストが市川市鬼高に滞在中です。

アトリエはオーナーの理解と協力を得た空き店舗を利用。

2階に居住スペースがあります。

鬼高スタジオ
1階がアトリエで2階が居住スペース(鬼高スタジオ)

茂原市出身の大槌秀樹さんは、中山法華経寺の早朝の勤行を収めた映像作品を制作。

大槌秀樹さん

暗闇の中の読経や太鼓の音が印象的です。

「祈りをテーマに作品を作ってきました。中山地区は現代社会と信仰が融合する面白い町」と言います。

大槌秀樹さんの作品
中山法華経寺の朝の勤行の映像(大槌秀樹さんの作品)

千葉県内の美術学校で講師をしている川田龍さんは、西洋の祭壇画を参照した油彩作品を制作。

「何もないアトリエで木枠にキャンバスを張ることから始め、絵が完成する過程を見てください」と語りました。

川田龍さん
制作過程を見に来て、と川田龍さん

行き交う人がガラス越しにアトリエをのぞいて行きます。

アーティストの滞在中にはアトリエに入れるとのこと、声を掛けてみては。

鬼高スタジオ
通りから鬼高スタジオをのぞく

ワークショップや協働制作で地元と交流

昨年12月29日には木更津市出身の大川友希さんが、市川市高石神のアトリエで古着を使った正月飾りのワークショップを開催しています。

大川友希さん
大川友希さん
大川友希さんのワークショップ
布を上手に切れるかな?
大川友希さんのワークショップ
切った布を編んでいきます
大川友希さんのワークショップ
正月飾りができました

身に着けていた時の体験と記憶がこもった布を作品にする過程を楽しみました。

※大川友希さんについての記事はこちら↓
古着や布を使って「やわらかい彫刻」を制作するアーティスト・大川友希さん(木更津市出身)

現在、市川市内の幼稚園や中学校の生徒など地域の人たちと、参道に飾るのぼりを制作しています。

今年1月には市川市役所で、6人のアーティストの作品のプレ展示が行われました。

Nakayama AIRプレ展示
市川市役所でのプレ展示の様子

Nakayama AIRプレ展示

大塚理司「祈りのかたち」
大塚理司「祈りのかたち」

3月には成果展として、中山法華経寺および参道での展示が行われます。

初詣などのお参りで訪れた場所がどう変わるのか、この町でどんな作品が生まれたのか。

新たな発見を楽しみに、春の中山を歩いてみるのも面白いかも。

Nakayama AIR 展覧会(成果展)
会期/3月12日(土)~27日(日)
会場/中山法華経寺、および参道
住所/千葉県市川市中山2-10-1

時間/随時(信行殿の展示は午前9時30分~午後3時45分)
入場無料
TEL/ 047-712-8557 
ICHIKAWA ART CITY実行委員会事務局(市川市文化スポーツ部文化芸術課内)
https://nakayamaair.com/