少年野球チーム上志津フェニックスは、上志津小グラウンドと下志津スポーツ広場(以下、下志津SP)で練習をしています。

専用グラウンドの下志津SPでの練習を取材しました。

【佐倉市】上志津フェニックス
われら上志津フェニックス!

公開 2022/03/05(最終更新 2022/03/09)

瑞希

瑞希

勝田台・志津界隈で子育てもはや15年。佐倉の自然と歴史の魅力にハマり、まち歩きガイド中。家庭菜園と散歩とハモるのが大好き。心燃やしている人との出合いがエネルギー源です。

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野球のスキル問わず みんなが伸び伸びと

「お願いしまーす」― ノックを受ける声がグラウンドに響きます。

下志津SPは、市内公式戦でも利用される、放送設備が整った球場。

バッティングマシンやサブグラウンドもあり、緊急事態宣言中も家族単位で自主練習に使用ができました。

チームには、上志津小の児童を中心に20人が所属(うち、女子2人)し、兄に憧れる妹弟や、チームの代表を務める伊藤さんの孫も所属する、家族的で和やかな雰囲気が持ち味です。

「スキルを気にせず、伸び伸びとプレーしよう」というスタイルが気に入り、他チームから転入する人もいるといいます。

【佐倉市】上志津フェニックス
昨秋ライオンズ旗杯で準優勝。「今年は優勝したい」と新キャプテン下村颯大郎(そうたろう)君(中央)は、仲間たちと目を輝かせる

練習を重ねて「できた!」喜びを経験

基本動作を教える実川コーチ( 84 )は、県立佐倉高校野球部出身で、文化勲章を受けた長嶋茂雄さんの後輩。

抜群のコントロールを生かし、バットに当たる投球、受け取りやすい打球で、初心者にも「野球の楽しさ」を伝えてくれる人気のコーチです。

午後は守備の連係プレーと走塁の練習。

「試合の勝敗は二の次、明るく楽しく野球を練習しよう」という間野監督の視線は、選手のプレーの端々にまで注がれています。

真剣な表情の選手たちは、何種類もある守備の連係パターンを繰り返し体得します。

失敗は付き物。

送球先、捕球から送球までのフットワーク、送球姿勢、塁のカバーなどについて、監督はテンポよく原因を指摘します。

それと同時に、攻撃側の選手もコーチからアドバイスを受けつつ本番さながらに塁を狙います。

うまくできた選手からは、誇らしげな笑顔がこぼれ、「いいねー、やるじゃん」とコーチや母たちからも声援が集まります。

【佐倉市】上志津フェニックス
内野手からの好返球。1塁を踏んだままキャッチすればランナーアウトだ!

「なぜ少年野球を?」と母親に問う

「子どもの成長を間近で見られる」から、母たちにも練習を見る楽しみがあります。

わが子の悔しさや成長の喜びはもちろん、仲間の分も共に分かち合えるのがこのチーム。

試合動画やお弁当のアイデアなどを共有したりして、親同士が協力できるのも心強い。

役立つ情報が得られるのはうれしい副産物。

「泥汚れ予洗い用のバケツ型ミニ洗濯機」は、最近のヒット商品とか。

学校行事はわが子とチームメイトの応援に大忙しです。

野球仲間がいる学校は、自然と居心地も良くなります。

「みんなが伸びやかに野球を」― 今日もグラウンドには子どもたちの元気な声がこだまします。

上志津フェニックス
練習日時/毎週土日・祝日午前8時〜午後4時
電話/ 090-8871-9121 伊藤
メール/mezasekentai.no1@docomo.ne.jp
HP/https://kamisizuphoenix.89dream.jp