少年野球チーム上志津フェニックスは、上志津小グラウンドと下志津スポーツ広場(以下、下志津SP)で練習をしています。
専用グラウンドの下志津SPでの練習を取材しました。

公開 2022/03/05(最終更新 2022/03/09)

野球のスキル問わず みんなが伸び伸びと
「お願いしまーす」― ノックを受ける声がグラウンドに響きます。
下志津SPは、市内公式戦でも利用される、放送設備が整った球場。
バッティングマシンやサブグラウンドもあり、緊急事態宣言中も家族単位で自主練習に使用ができました。
チームには、上志津小の児童を中心に20人が所属(うち、女子2人)し、兄に憧れる妹弟や、チームの代表を務める伊藤さんの孫も所属する、家族的で和やかな雰囲気が持ち味です。
「スキルを気にせず、伸び伸びとプレーしよう」というスタイルが気に入り、他チームから転入する人もいるといいます。

練習を重ねて「できた!」喜びを経験
基本動作を教える実川コーチ( 84 )は、県立佐倉高校野球部出身で、文化勲章を受けた長嶋茂雄さんの後輩。
抜群のコントロールを生かし、バットに当たる投球、受け取りやすい打球で、初心者にも「野球の楽しさ」を伝えてくれる人気のコーチです。
午後は守備の連係プレーと走塁の練習。
「試合の勝敗は二の次、明るく楽しく野球を練習しよう」という間野監督の視線は、選手のプレーの端々にまで注がれています。
真剣な表情の選手たちは、何種類もある守備の連係パターンを繰り返し体得します。
失敗は付き物。
送球先、捕球から送球までのフットワーク、送球姿勢、塁のカバーなどについて、監督はテンポよく原因を指摘します。
それと同時に、攻撃側の選手もコーチからアドバイスを受けつつ本番さながらに塁を狙います。
うまくできた選手からは、誇らしげな笑顔がこぼれ、「いいねー、やるじゃん」とコーチや母たちからも声援が集まります。

「なぜ少年野球を?」と母親に問う
「子どもの成長を間近で見られる」から、母たちにも練習を見る楽しみがあります。
わが子の悔しさや成長の喜びはもちろん、仲間の分も共に分かち合えるのがこのチーム。
試合動画やお弁当のアイデアなどを共有したりして、親同士が協力できるのも心強い。
役立つ情報が得られるのはうれしい副産物。
「泥汚れ予洗い用のバケツ型ミニ洗濯機」は、最近のヒット商品とか。
学校行事はわが子とチームメイトの応援に大忙しです。
野球仲間がいる学校は、自然と居心地も良くなります。
「みんなが伸びやかに野球を」― 今日もグラウンドには子どもたちの元気な声がこだまします。
上志津フェニックス
練習日時/毎週土日・祝日午前8時〜午後4時
電話/ 090-8871-9121 伊藤
メール/mezasekentai.no1@docomo.ne.jp
HP/https://kamisizuphoenix.89dream.jp