2021年9月に発足した東葛学生吹奏楽団「LEGALIS」の第1回定期演奏会が3月19日(土)、スターツおおたかの森ホールで開催されます。
公開 2022/03/07(最終更新 2022/03/04)

プロ奏者の演出で届ける学生の演奏会
「LEGALIS」は、イタリア語で「絆」を表す「legame」と、「喜び」を表す「bliss」を組み合わせた造語。
東葛地域の小学4年生から大学生までの学生を対象とした吹奏楽団で、1月末現在、中学1年生から高校1年生まで男女7人が所属しています。

市立柏高校出身のユニット「Passoa Passo」の藏持智明さんと柗井拓野さんが中心となり指導。
吹奏楽が盛んな東葛地区で培われたプロの演奏家もゲスト講師に加わります。
演奏会では、トランペットやフルートなど7つの楽器群とサポート楽器で、吹奏楽の定番といえるコンサートマーチ「アルセナール」やディズニーのラプンツェルメドレーなど11曲を披露。
指揮者を置かずに全員が息を合わせて演奏するアンサンブルもあり、少人数ならではの魅力も堪能できることでしょう。
「バッハや中世の音楽史など、この半年学んできた成果も発表します」と、藏持さん。
「Passo a Passo」のコンサートを担当するプロの照明デザイナーによる演出にも注目です。

文化庁のモデルに 休眠楽器も活用
少子化で部活動が縮小される学校がある一方、休日返上で指導に当たる教員もおり、同楽団は、教員の負担軽減と子どもの芸術・文化体験機会の確保の両輪を目指すモデルケースとして、文化庁の「令和3年度地域部活動推進事業及び地域文化倶楽部創設支援事業」に選出。
コンクールではなく、地域での演奏を目標に毎週日曜日に柏市の中央公民館や近隣センターで練習に励んでいます。

藏持さんは、「楽団所持の楽器がなく、楽器を持っている人しか参加できないのが現状。休眠楽器を活用し裾野を広げていきたい。家で眠っている楽器がホールで生き生きと響く姿をぜひ見てほしい」と話します。(取材・執筆/琉)
日時/3月19日(土)、午後4時~午後6時(午後3時30分開場)
場所/スターツおおたかの森ホール
住所/千葉県流山市おおたかの森北1-2-1
料金/1,000円
定員/500人 ※要申込(kamonかしわインフォメーションセンターでも販売)
メール/legalis2021@gmail.com
申し込み/https://legalis.official.ec/
HP/https://www.legalis.website/