超高齢社会の今、シニアの「仲間づくり」「生きがいづくり」に関心が高まっています。
グラウンド・ゴルフを通じて明るく楽しく活動するシニアクラブ「長寿会」と「白寿会」を取材しました。

公開 2022/03/08(最終更新 2022/03/04)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
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週に2回、四街道市の美しが丘近隣公園で元気にグラウンド・ゴルフをプレーするお年寄りの姿が見られます。
彼らは、同地区で活動するシニアクラブ「長寿会」と「白寿会」のメンバー。
両会を合わせた会員数は110人。
各会員は、カラオケや将棋など趣味をテーマに活動していますが、現在はコロナ禍でほぼ休止状態に。
しかし、このグラウンド・ゴルフだけは、屋外で密も回避できるとあり、定期的にコースを回っています。
「毎週20人以上は集まって、ワイワイやっています。これだけの人数が元気にそろうことがまずうれしいですよね」と話すのは、グラウンド・ゴルフ責任者の小林さん。
最年少70歳の小林さんをはじめ、最年長の89歳まで、80 代を中心に現在28人のメンバーで活動しています。
全8ホールを3、4人のチームで回るグランドゴルフ。
励まし合い、おしゃべりをしながらプレーできるのが魅力ですが、あくまで個人競技。
人の目を気にせずに自分のペースを守れるのも魅力といえます。
さらに同会では、毎回くじ引きでチームメンバーを決めるので、さまざまな人と交流できるのもお楽しみの一つ。
8ホール×6ラウンドの練習は、毎回5000歩近く歩くとのこと。
地域で親睦を深めながら健康寿命を伸ばせる絶好の機会となっているようです。
地域活動も積極的 活性化に貢献
四街道市には40を超えるシニアクラブがあり、スポーツなどの健康活動の他、各種研修会などの教養活動、清掃や防犯パトロールなどの社会奉仕、敬老会などの親睦活動をそれぞれが自主的に運営しています。
「長寿会」と「白寿会」の両会は通常の活動に加えて、自治会と連携し地域の祭りや行事でも中心メンバーとして活躍。
自ら楽しみながら、地域活性化に一役買っています。
「定年退職後にシニアクラブに入りましたが、活動を通じて、地域で仲間の輪が広がりました。毎週のグラウンド・ゴルフも生活の張りになっています」と小林さん。
シニアクラブは60歳以上で対象の地区に居住していれば誰でも加入OK。
人生100年時代に向けて、シニア世代がいつまでも健康にいきいき過ごすことは、豊かな地域社会の実現にもつながることでしょう。
※問い合わせ
電話/ 080-6551-0978 小林