2021年の新語・流行語大賞にノミネートされた「推し活」。好きな“推し”を応援したり、情熱を注いだりすることで「人生が豊かになった」と感じる人も。千葉県在住の主婦・しほさんは、歌手の田中照久さんの応援グッズを手作りし、アクティブに推し活を楽しんでいます。
コロナ禍でストレスを感じやすいこの時期。前向きな活力につながる推し活を楽しんでみませんか?
お話を聞いたのは…
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公開 2022/04/05(最終更新 2022/04/12)

とり
東京生まれ、千葉県流山市在住。編集歴17年、エンタメ誌やWebメディア編集長など経験。趣味は、銭湯・サウナ、音楽、芝生でまったりすること。とりのキャラクターが好き。 Twitter:@ngrym_tori
記事一覧へグッズを手作りし、感謝しながら応援
歌手の田中照久さんを推しています。2013年にカラオケ世界大会で日本人として初優勝し、後にデビューした方です。
知ったきっかけは、2014年にさだまさしさんのテレビ番組にゲスト出演されたこと。歌のうまさに感動し、すっかり心を奪われました。そこから徐々に推し活が始まりました。

ライブに足を運び、毎回、熱い思いをファンレターに書いて渡しています。心を打つすてきな歌を歌ってくださるので、いつも感謝しながら応援しています。
うちわやペンライトなどもこだわって作り、ジャニーズ並みの応援スタイルです(笑)。
息子・娘の部活でもボードやうちわを作って応援しています。まずは身近な人の応援から推し活を始めてみてもいいと思いますよ。
推し活は生きがい 夢のような機会も
推し活には縁がないと思っていました。でも応援したいなと思う方に出会い、実際に応援してみると楽しくてわくわくするし、交流の輪もどんどん広がりました。
2019年には田中さんのライブのサポートメンバーとして迎えていただき、バイオリンの伴奏で同じステージに立つという夢のような機会にも恵まれました!

もともと私は10年前からさだまさしさんのファン。さださんは子どもの頃にバイオリニストを目指すも挫折し、フォークの道に進んだ方で、私も子どもの頃からバイオリンを弾いていて、音楽の道を夢見て挫折した経験があります。自分の人生と重なる部分に共感し、さださんのファンになったんです。
そんなさださんの番組で田中さんと出会い、応援するようになって、まさかバイオリン伴奏の依頼をいただくなんて思いもよりませんでした。
バイオリンの夢は挫折したけど、小さい頃から何十年とやってきたことが報われたなと思いました。同じステージに立ち、演奏できたことは一生の宝です。

推し活をきっかけに人生が豊かになりました。そして、推し活は「生きがい」と言えるものになりました。