2021年11月に開催された女子ゴルフの最終プロテストに、佐倉市出身の桑山紗月さんが合格しました。

桑山さんが普段から練習しているというユーカリゴルフプラザで話を聞きました。

佐倉市初のプロゴルファー 桑山紗月さん
ユーカリゴルフプラザにて

公開 2022/03/22(最終更新 2022/03/18)

ちいき新聞ライター

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中学時代はバレーボールに夢中

プロテストの合格率は、3.4%(2021年11月実績)、29.2倍の狭き門です。

「佐倉市初のプロゴルファー」について尋ねると、「うれしいです」と顔をほころばせます。

長嶋茂雄さんと同じ、佐倉市立臼井小学校出身。

「長嶋さんのように努力して、一流のプロゴルファーを目指して頑張ります」

1月に24歳の誕生日を迎えたばかり。

ゴルフは小学6年生、12歳で始めました。

両親と6歳上の姉の4人家族。

皆がゴルフをしていたので、置いていかれたくなくて始めたのだとか。

「最初は父に教えてもらい、スクールにも入りました。中学の頃には父よりうまくなっちゃったんですけど」市立臼井西中学校時代は「家族でゴルフに行く時もありましたが、部活のバレーボールばかりしていました」。

高校は、千葉日本大学第一高等学校に進学、ゴルフ部に所属しました。

「キャディーのアルバイト後に、練習を重ねました」。

3年生の時、「緑の甲子園」といわれる全国高等学校ゴルフ選手権大会個人の部に出場。

卒業後に、プロを目指すことを決めたといいます。

佐倉市初のプロゴルファー 桑山紗月さん
笑顔でのプレーを心掛けている(提供 ジャパンサーキット・レディース)

ゴルフの楽しさ大切に、笑顔でプレー

桑山さんが得意とするのはアイアン。

「2年前から始めたウエイトトレーニングが、飛距離アップやプロテスト合格につながった」と話します。

オフシーズンの今は、練習場やゴルフ場での練習にも励みます。

「まずは、(下部ツアーである)ステップアップツアーの賞金女王になること、将来的にはレギュラーツアーの賞金女王になることが目標です」

プロを目指す子どもたちには、「ゴルフは楽しいもの。その元の部分を忘れなければ大丈夫」とエールを送ります。

自身も笑顔でのプレーを心掛けているという桑山さん。

今後に注目です。(取材・執筆/倫)

佐倉市初のプロゴルファー 桑山紗月さん
ゴルフの楽しさを忘れずに(提供 ジャパン・サーキットレディース)

※問い合わせ

電話番号/ 070-8486-3436 右島