生活支援コーディネーターをご存じでしょうか。

現在木更津市内の3地区を3人が、地域の困り事の解決に日々奔走しています。

身近にいる心強いサポーターの活躍を取材しました。

公開 2022/04/03(最終更新 2022/04/05)

花

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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隠れた「困り事」を丁寧に拾い上げる

「こんにちは〜」と朗らかな笑顔で迎えてくれたのが波岡東、岩根東、請西・真舟小地区の各地域を担当する生活支援コーディネーター、出口さん、鈴木さん、泉水さんです。

【木更津市】生活支援コーディネーター
(左から)出口さん、鈴木さん、泉水さん

泉水さんは昨年の10月から加入したばかり。

「まずは地域の皆さんに顔を覚えてもらえるよう頑張ります」と話す期待の新人を、出口さんと鈴木さんは優しく見守ります。

いつまでも自分らしく生活したい。

だが誰しも年を重ねるうちに「ごみ捨てが大変」「病院に行く足がない」など、ちょっとした困り事が現れます。

それらを解決する方法を探してくれるのが生活支援コーディネーターです。

「明るい皆さんになら何でも相談できそうですね」と言うと、「困っている事はありますか?と聞くと、皆さん『ない』って答えちゃうんです。でも世間話を重ねるうちに徐々に話してくれる。信頼関係が第一ですね」と出口さん。

小さな「困った」を拾い上げるため、生活支援コーディネーターの皆さんは井戸端会議や移動スーパーなどの人が集まる場所に足しげく通います。

困り事の内容はさまざま。

例えば「農薬をあまり使用していない、生産者の顔が見える安心な野菜を安く購入できないか」と福祉施設から相談を受けた鈴木さんは、対応できる生産者を紹介したりします。

日々のネットワークづくりも重要なのです。

【木更津市】生活支援コーディネーター
八幡台で開催の移動販売にも出口さんが尽力

地域のサポーターと協力し問題を解決

生活支援コーディネーターは、直接介護などは行いません。

助けが必要な人に対し、解決するための方法や制度を探してつなぐのが仕事です。

問題解決には地域住民の力が欠かせません。

「ありがたいことに手助けの申し出をいただくことも多く、地域の皆さんの協力を得ながら共に活動を行っています。今後も新たな仲間を探しながら活動を続けたい」と出口さんは語ります。

困り事の相談や、活動の手伝いについての問い合わせは、木更津市社会福祉協議会で受け付けています。

【木更津市】生活支援コーディネーター
地域紹介や介護サービスを紹介する冊子を作ることも

※問い合わせ

電話番号/ 0438-25-2089

木更津市社会福祉協議会