2021年の新語・流行語大賞にノミネートされた「推し活」。好きな“推し”を応援したり、情熱を注いだりすることで「人生が豊かになった」と感じる人も。
埼玉県在住の30代・ユカミンさんは、韓国の7人組男性グループ・BTS一筋で推しています。娘のリヨさんはアニメのキャラやK-POPガールズグループなど幅広く推し活中。それぞれどのように推し活を楽しんでいるのでしょうか?
コロナ禍でストレスを感じやすいこの時期。前向きな活力につながる、推し活を楽しむヒントが見つかるかも。
お話を聞いたのは…
公開 2022/04/05(最終更新 2022/04/05)

とり
東京生まれ、千葉県流山市在住。編集歴17年、エンタメ誌やWebメディア編集長など経験。趣味は、銭湯・サウナ、音楽、芝生でまったりすること。とりのキャラクターが好き。 Twitter:@ngrym_tori
記事一覧へ推し活で交流の輪が広がった
ユカミン:1年くらい前からBTSを推しています。職場にいるファンの人に「メンバーの名前を覚えてきて」と言われて、動画を見ていたら「かっこいい!」とハマりました。
推しのメンバーはジミン。ダンスも歌もすごく上手ですてきです。でも朝が苦手で、自然体のかわいいところも魅力的。見ているだけで癒やされます。

推し活のいいところは、交流の輪が広がるところ。インスタグラムで遠方に住むファンの人と仲良くなれました。偶然同い年で、推しのメンバーは違うんですが、「そっちもかっこいいね」「ここがすてきだよね」とお互いに褒め合っています(笑)。
推し活を始めて、「ガム(BTSがコラボした商品)を見つけたら買っておくね」など周りで声をかけてくれる人も増えました。たとえその商品が見つからなくても、その言葉だけですごくうれしいです。
推しがいると人生がより楽しくなる
ユカミン:推し活のデメリットはお金がかかること(笑)。出先でBTSグッズを見つけると、つい買っちゃうんです……。でも「グッズを買うために頑張って働こう!」と思えるようになりました。

職場で私の推し活の様子を2、3歩引いて聞いていた人がいるんですけど、何かのきっかけで急にJO1(日本の男性グループ)にハマって。今では同じくらいの熱量で推し活をしています。「すごく楽しいですね!」って。
どこでどういうきっかけで推しに出会えるか分からないですね。推しがいると人生がより楽しくなると思います!

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推し目的で、家族で出かけることも
リヨ:2020年に学校が休校した時にアニメを見るようになりました。そのとき『鬼滅の刃』が流行っていて、アニメを見たら面白くて。それで他のアニメも見るようになりました。
アニメからマンガを全巻買って、グッズも集めています。それまでマンガは家に1冊もなかったのに、今は本棚2つ分あります(笑)。

推しは何人かいるけど、『東京リベンジャーズ』の佐野万次郎や松野千冬など、独特なキャラが特に好き。
パパもアニメやマンガが好きなので、よく情報共有しています。最近、LINEがめっちゃ来るようになりました(笑)。
ユカミン:娘は思春期の年頃だけど親との会話が減ることもなく、マンガやアニメの話題で夫とよく盛り上がっています。推し目的で、家族で出かけることもあります。例えば、アニメとコラボしたスーパー銭湯。限定グッズや、食べ物や飲み物のコラボメニューがあるし、温泉も好きなので家族で何度か行きました。

推しに見守られて、学校でも頑張れる!
リヨ:K-POPガールズグループも好きです。IZ*ONE(アイズワン)やIVE(アイヴ)、Kep1er(ケプラー)、aespa(エスパ)、ITZY(イッチ)などの曲をよく聴いています。かっこいいところが好きで、動画を見ながら一緒に踊っています。
特に推しているのは、IVEのウォニョンというメンバー。高身長でスタイルがめっちゃ良くて、かわいい! 歌もうまいんです。
学校に推しのクリアファイルを持っていっています。推しがいると見守ってくれている感じがして、学校でも頑張れます!