恵まれた環境で、伸び伸びと好きな野球に熱中することができるのが、南志津ツインズのスタイル。
心と体を育む指導方針も魅力の、元気な少年野球チームに密着しました。

公開 2022/04/11(最終更新 2022/04/12)

目いっぱい野球を
両翼80メートルの上志津原グラウンド。
ここにホームを構える「南志津ツインズ」は、今年で創立24年目を迎えます。
現在部員は22人、近隣の小学校の児童らが集まり、元気に練習に励んでいます。
「純粋な考えに、大人が教えてもらうことも多い」と、代表の大熊さんは長年の指導を振り返ります。
取材のこの日は、近隣チームとの練習試合。
監督のサインに意識を集中し、体いっぱいにバットを振り切る打線や、バッターの挙動をうかがい守りの深さを細かく調整する守備。
そして仲間を信じ全力で託される送球。
ボールの行方を追う先々に、子どもたちの生き生きとした表情が咲きます。
キャッチャーが、ファーストが、そのミットがボールを受けるとき、球場に気持ち良い音が響きます。
応援の大人たちも巻き込み、皆が一丸となる「南志津ツインズ」の魅力がひしひしと伝わってきました。

失敗してもトライ!果敢な挑戦の姿勢を
「目先の結果より、今後に生かせる実力とメンタルの強化を目指して指導しています」。
そう話すのは、2年前に監督に就任した伊東さん。
同チームとの関わりは、既に卒団した長男が在籍した頃からで、14年ほどになります。
自身も高校時代までの野球経験者です。
わが子のように接する中で、子どもたちの人間性が磨かれていく様子を目の当たりにするとき、指導のやりがいを感じるといいます。
試合中のこまめなポジション替えは、それぞれの立場の気持ちを知ることが目的だそうです。

また、個々とコミュニケーションを図るため、「ツインズノート」という名の交換日記のような取り組みを行い、練習環境や指導の改善につなげています。
「『コーチング』という言葉には、『大切な人を目的地に安全に導く』という意味があります。誰一人残さず愛情いっぱいに育て、未来へ羽ばたかせたい」と伊東さん。
温かな指導の下、子どもたちは今日も伸びやかに白球を追い掛けます。
南志津ツインズ
練習日時/毎週土・日・祝、午前9時~午後4時
活動場所/上志津原グラウンド(千葉県佐倉市上志津原31)、南志津小学校(千葉県佐倉市下志津原164-2)
問い合わせ/ 090-2450-9584 伊東
※詳細はInstagramで!