東武野田線馬込沢駅から徒歩10分の所にある丸山の森緑地(約2.1ha)と藤原市民の森緑地(約2.3ha)。

森の中に足を踏み入れると、木々の間から鳥のさえずりが聞こえ、土の軟らかさが足下から伝わり、山道を歩くような爽快な気分を味わえます。

【船橋市】緑豊かな自然環境を守り育てるボランティア団体「丸山サンクチュアリ」
山中にいるように感じられる「丸山の森緑地」

公開 2022/05/11(最終更新 2022/07/29)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。

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身近な森で山道を散策する爽快な気分を

1985年、ごみが捨てられ荒れた森を見かねた初代会長が、地主と交渉して森の整備を任され、仲間8人と始めた「丸山サンクチュアリ」。

ごみの除去、遊歩道や樹木の整備を進める中で、森は人々が憩える場に生まれ変わりました。

活動は藤原地区の森にも広がり、現在は船橋市が二つの森を所有または借地し、会が清掃・整備などをしています。

森づくりのコンクールで林野庁長官賞を受賞したこともあります。

【船橋市】緑豊かな自然環境を守り育てるボランティア団体「丸山サンクチュアリ」
元気なメンバーたち

自然は人を元気にする力を持っている

会員は現在45人。

手作りの巣箱に小鳥が子育てしにやって来ます。

【船橋市】緑豊かな自然環境を守り育てるボランティア団体「丸山サンクチュアリ」
手作りの巣箱

広がるジャノヒゲを抜いて減らしてやると、貴重な山野草が命を吹き返して花を咲かせます。

手を掛けるだけ応えてくれる自然が、無償の作業のご褒美です。

「作業後の昼食も楽しみだったが、コロナで今は中止。でも、外出自粛で近所の森の存在に気付いた若い人たちが入会してくれるなど喜びもあった」と語る図司静江会長。

50〜80代の会員が、生き生きと活動しています。

初代会長は99歳で亡くなる数カ月前まで森の作業に来ていたそうです。

森の空気を吸いながら自然に囲まれて仲間と汗を流す活動は、自然だけでなく人も元気にするようです。(取材・執筆/F)

【船橋市】緑豊かな自然環境を守り育てるボランティア団体「丸山サンクチュアリ」
枝を剪定、ミラーが見やすくなった
【船橋市】緑豊かな自然環境を守り育てるボランティア団体「丸山サンクチュアリ」
枝を剪定中

丸山サンクチュアリ
活動日時/
(丸山)第1火・第3土
(藤原)第2火・第4水
いずれも午前9時~正午
電話番号/ 047-438-9568 図司