「NPO法人南市原夢街道」による「第1回高滝お宝市」が5月15日に高瀧神社境内で開催されます。
以後、4月、10月、12月を除いた毎月第3日曜日に開催するといいます。

公開 2022/05/13(最終更新 2022/05/12)

高瀧神社応援団としてできることを!
地元高滝の活性化を願い、古いものを守りつつ、新しい取り組みに常に挑戦してきた「NPO法人南市原夢街道」のメンバー。
2014(平成26)年の発足以来、高瀧神社をはじめ、高滝湖や周辺の保全に努めてきました。
少しでも活動資金の足しになればと土・日・祝日は喫茶「高滝ダム憩いの家」の経営もしています。
温かいおもてなしとリーズナブルな手作りメニューは、田舎のおばあちゃんの家に来たように居心地が良いです。

また、理事長の門脇さんを中心に地元の竹林から切り出した竹を有効活用する取り組みの輪も広がっています。
初詣では、竹を使った行燈で境内を幻想的に照らし参拝者を和ませました。
避難所生活用に竹を使って作製したテントは、安価にプライバシーが守れると好評だったそうです。
そんな中、新型コロナウイルス感染症の影響で神事は斎行するも祭りの諸行事が中止になり、高瀧神社のにぎわいがなくなってしまいました。
「高瀧神社を盛り上げていく応援団として何とかしたい!」と考えた新しい試みが「高滝お宝市」です。
桜の成長とともにお宝市も見守りたい
お宝市は高瀧神社の協力の下、春と秋の例大祭、初詣の行事がある4月、10月、12月を除いた毎月第3日曜日に開催。
出店の目玉は骨董品で、各地の骨董市を見学するなど準備を進めています。
他にも工芸品、手芸品、地元農産物など15ほどの出店を予定。
開催場所は鮮やかな赤い本殿や拝殿のある境内。
いつもは厳かな雰囲気の境内が、どのようににぎわうのか楽しみです。
参道には露店も並びお祭り気分が味わえるといいます。
「私の最後の取り組みになる」と高齢の門脇さんが語るように、「お宝市」が成功しても、継承者不足の問題が残されています。
高滝湖の周辺には2019年から桜の原種「大島桜」が植樹されています。
大島桜の若木が育つように「お宝市」をきっかけに高滝ダムや高瀧神社を守る芽も育つことを願います。(取材・執筆/杏)
日時/毎月第3日曜日 5月15日(日)午前9時~午後1時
会場/高瀧神社境内(市原市高滝1) ※荒天時中止
問い合わせ/高瀧神社
TEL/0436-98-0472