迫力ある和太鼓の演奏で人気の八千代高校「鼓組」が、3年ぶりに公演「鼓組夜祭」を6月18日(土)・19日(日)に開催します。
コロナ禍での経験や思い全てを舞台に込めます。
公開 2022/05/23(最終更新 2024/03/16)

吹奏楽部から派生した実力派の和太鼓部
関東地区高等学校和太鼓選手権で11年連続金賞受賞という輝かしい実績を持つ千葉県立高校唯一の和太鼓部。
全国高等学校総合文化祭・和太鼓部門の常連校でもあり、過去には「文化庁長官賞」も受賞するなど数々の功績を残しています。

元々は吹奏楽部内で結成したチームで、部活動として独立したのは2004年。
今や多くのファンを持ち、和の音色を輝かせる圧巻のパフォーマンスは、さまざまなイベントでも注目の的。
現在は、34代目(3年生)、35代目(2年生)、36代目(1年生)の54人が所属し、顧問3人。
指導者は、発足当時より太田雅人さんが務めています。

糸〜結び〜 テーマに込めた思い
鼓組の公演は、「鼓組新春祭」(1月)と「鼓組夜祭」の年2回。
コロナ禍で一昨年より、中止や小規模開催と自粛が続き、今回は久しぶりの大舞台。
今年のテーマは夜祭を経験できなかった先輩をはじめ、支えてくれた人々、観客全てが糸の結び目のようにつながる…という思いを込め、「糸〜結び」。
企画・構成・演出全てを部員で行うというオリジナリティーあふれる公演が魅力ですが、今回音頭取りとして演出を担当する牧野和音さんは「スタンダードな法被姿の演目の他にも、手作りのドレスなどアレンジを効かせた演出も見どころです。高校生らしい若々しさ、元気の良さを見ていただきたいです」と語ります。
また部長に当たる組頭の奥野実紅さんも「34、35代目のスローガンは『縁』。コロナ禍で人と人のつながりを強く感じました。保護者、顧問の先生方、先輩…全ての人に感謝の気持ちを忘れず、観客の方々が『和太鼓ってこんなに楽しいものなのだ』と思えるような公演にしたいです」と熱意を伝えます。
普段の練習は、近隣への騒音対策としてタイヤなどを代用。
和太鼓に触れるのは、限られた時間…という中でも努力を惜しまない熱気に満ちた彼らのパフォーマンスは、最高のものとなるでしょう。(取材・執筆/しゃん)
第26回鼓組夜祭「糸~結び~」
日時/6月18日(土)午後5時開演(午後4時30分開場)
6月19日(日)午後2時開演(午後1時30分開場)
会場/八千代市市民会館大ホール
住所/千葉県八千代市萱田町728
料金/S席2,000円 A席1,500円 B席1,000円
問い合わせ
TEL/080-1484-3160 奥野