昨年10月、市川市北国分にある小塚山公園の拡張部分(どうめき谷津)の工事が終わり、全面オープンしました。
散歩や運動など、訪れる市民の憩いの場となっています。

公開 2022/05/29(最終更新 2024/03/16)

懐かしい景色を感じる小川のせせらぎ
広々とした芝生とクローバーに覆われた緑地でまず目に付くのは、さらさらと流れる小川です。
所々に橋が架けられていて、子どもたちが走り回って遊んでいます。

堀之内貝塚公園と既存の小塚山公園に挟まれたこの一帯は、かつて谷津田(低い丘陵地の林に囲まれた田んぼ)でした。
「どうめき」とは、川の流れる音を表す言葉だといわれます。
公園を造るに当たって近隣自治会から参加者を募り、2016年度に4回の検討会を実施。
設置された小川には、谷津田の風景を感じ、子どもたちが水辺の生き物に触れられるようにとの願いが込められています。
土地の造成後、元々生えていた樹木を移植もしており、サクラやツツジなど、季節の花も楽しめます。

周辺には憩いの散策スポットが充実
どうめき谷津は周辺の公園とのアクセスがいいのが特長です。
公園入り口のすぐ目の前には「堀之内貝塚公園」へ徒歩で向かう林道が整備されています。
また外環道路を隔てた反対側にあるのが既存の小塚山公園で、小高い森の中に散策路があり、ヤマガラやムクドリなどの野鳥観察ができます。
そのすぐ隣にある「小塚山フィールドアスレチック」は、林の中の斜面を利用し遊具が配置されており、子どもたちが楽しく体を動かすのにぴったりの人気の場所です。

アスレチックから10分ほど歩くと、じゅん菜池緑地に出ます。
1981年に整備復元された池の周りを散策しながら、春はウメやサクラ、夏はツツジ、秋は紅葉、冬にはカモが飛来し、四季折々の自然が楽しめます。

自然の中での散策は心に潤いと安らぎを与えてくれます。
薫風を感じながら地元の緑地を歩いてみては。(取材・執筆/まる)
小塚山公園(どうめき谷津)
住所/北国分3-1-17
アクセス/道の駅いちかわより国道298号を松戸方面へ1.7㎞、小塚山公園入口信号を右折
トイレ・駐輪場・無料駐車場(10台)あり
※午前9時~午後5時利用可