貿易ゲームとは、貿易による世界の経済や資源の関わりを学ぶ貿易シミュレーションゲーム。

3月17日、葛城公民館で60歳以上を対象に、現役高校生のサポートの下、貿易ゲームを英語で楽しむ企画が行われました。

公開 2022/05/31(最終更新 2023/03/29)

ねんじ

ねんじ

3人の男子の育児に奮闘中の母ちゃんライター。趣味は、寝ること、食べること、時々キャンプ。身近な地域でキラリと輝く人や物に目を向け、読んだ人が元気になれるような記事を書くことが目標です。

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生きた英語を自然と学べる

ゲームに参加したのは60歳以上の13人。

日本・アメリカ・中国・インドなど7つのチームに分かれ、「貿易」によりお金を一番稼いだチームが優勝です。

各国の不均等から学ぶ要素もあるため、各チームに異なるカードが異なる枚数配られるのも面白い。

今回は食材カードを集めて作った料理を銀行で換金してお金を稼ぐというルールで行われました。

チームの協力と交渉力が勝利の鍵となります。

英語の経験がほとんどない人が多く、最初は戸惑っていた参加者たち。

「作戦を立てましょう」「交換するって英語で何ていうの?」と、高校生と参加者が共に考えながら、「Do you have〜?」「What do you want?」と、いつの間に会場にはさまざまな英語が飛び交いました。

貿易ゲーム in English
作戦を考える参加者と高校生
貿易ゲーム in English
英語での交渉も少しずつスムーズに

見事優勝したのはアメリカチーム!

最後は会場全体が熱気と一体感に包まれました。

参加者からは「英語を自然に覚えられて楽しかった」「高校生からパワーをもらった」などの感想が聞かれ、充実したひとときとなりました。

地域の高校生と共に世代を超えて楽しむ

この取り組みを企画したのは、県立千葉高校英語ディベート愛好会CHESSに所属する現役高校生たち。

貿易ゲーム in English
県立千葉高校英語ディベート愛好会CHESSの皆さん

普段は、ある議題に対し肯定派と否定派に分かれ英語で討論を行い、どちらがより論理的かを競い合う「即興型英語ディベート」を主な活動としています。

葛城公民館で活動していた愛好会メンバーへ公民館の担当者が「一緒に何かやってみない?」と声を掛けたところ、高校の文化祭で行った貿易ゲームをしてみては、と愛好会メンバーが提案。

地域での活動は初めてでしたが、資料作成などの事前準備から取り掛かり、「地域の交流は普段できないので貴重」「いろいろ質問してくれて嬉しかった」「楽しく交流できた」など、現役高校生としても多くの学びがあったようです。

公民館と高校生、そして60歳以上の地域住民が一つのゲームを通してつながりました。

「このご縁を大切にしていきたい」と、公民館の担当者と愛好会メンバー。

これからもさまざまな活動を通して、地域のつながりが深まっていくことが期待されています。

※問い合わせ
TEL/043-222-8554
千葉市葛城公民館