木更津市真里谷にある木更津ファームでは、希少な国産バナナを栽培しています。
皮ごと食べられるという木更津ファームのバナナを取材しました。
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公開 2022/06/14(最終更新 2022/06/13)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
記事一覧へ本当に木更津?ハウス内はまるで南国
ビニールハウス内に並ぶ207本のバナナの苗が、さながら南国のような木更津ファーム。
ここで「わくわくして地域が盛り上がる作物を育てよう」と、国産バナナの栽培を始めたのは2018年のこと。
国内流通量0.01%という国産バナナの栽培経験を持つ生産者がほとんどいないため、木更津ファーム代表の坂田さんとスタッフは手探りでバナナ作りに取り組みました。

2019年には記録的な台風で3棟のハウスが全て倒壊、出荷間近まで育ったバナナも壊滅状態となるピンチもありました。
しかし2020年、危機を乗り越え木更津ファームはついに純国産のバナナを初出荷。
現在は月3000〜4000本のバナナを出荷しています。

木更津産バナナを皮ごと食べてみた
熱帯地域で育つバナナが木更津で栽培できるのは、バナナの苗を一度凍結する「凍結解凍覚醒法」で耐寒性をつけているためです。
木更津ファームで栽培されているのは、皮が薄く、もっちりとした食感が特徴のグロスミッシェルという種類のバナナ。
農薬を使わず、農園で作った天然の堆肥で育てているので、栄養豊富な皮ごと食べられるのだとか。
そこで「皮はむくもの」という先入観を捨て、初めて皮ごとバナナを食べてみました。
ねっとりと甘い果実を包む皮はサクサクとした歯応え。
皮の味はほぼありません。
熟すほどに皮は薄くなり甘みも増すといいます。

外国産バナナが寄生虫対策や移送のため、早めに収穫して日本で人工的に成熟させるのに対し、木更津ファームのバナナはギリギリまで木上で育てるのでより成熟したバナナが味わえます。
「外国産バナナが安いのは多量の農薬を用いて栽培したり、現地の労働力に支えられたりしているから。SDGsやフェアトレードの観点からも国産バナナはメッセージを送れると思います」と坂田さん。
木更津ファームではバナナ栽培の他、販売や、要予約で園内見学も受け入れています。
※問い合わせ
TEL/0438-97-7345
木更津ファーム