流山市生涯学習センター(流山エルズ)で墨彩画や書道を学ぶ人たちの作品展が、6月26日から7月7日まで同ギャラリーで開かれます。
指導に当たる桑原万里子さんに話を聞きました。

公開 2022/06/21(最終更新 2022/06/20)

自分の気持ちを楽しく、自由に表現
書道も墨彩画も、筆を使って和紙に自然の風物や日常を描く(書く)もので、「書画同源、自分の気持ちを自由に、自分なりに表現することが大切」と桑原さん。
モチーフは好きなものを選び、「写実にとらわれず、感じるままに」「失敗を恐れず、作品の中に墨彩画だけでなく、書も加えられればさらにいい」と話します。
書道については「追求すると、非常に奥が深い」といいます。
生徒は漢字・かな・漢字かな交じりなど幅広く学んでいます。
漢字の場合、書体は楷書から篆書までさまざまありますが、「続けていくうちに、自分の特に興味や深く学びたい方向性が見えてくる」とのこと。
生徒たちは時間をかけ、大作に挑んでいる人もいるそうです。
作品展は毎年開催され、1年の成果を発表する場となっています。
前半・後半の会期中に、各100点ほどが展示されます。

静かな時間の中で自分を見つめる
桑原さんはこれまで同センターで3回、その他の会場も含め計12回個展を開催し、今回の作品展には大作も出品の予定です。
特に「本物を見て描く」をモットーに、さまざまな作品を生み出してきました。
今回展示される「相馬野馬追祭り」(写真)は、現地に出向き、実際に野馬追いを間近に見て描いた、迫力ある作品です。

生徒の中には30年以上続けている人もいるといいます。
それは、静かな時間の中で自己を見つめられる「墨彩画」や「書道」の魅力、桑原さんの指導や人柄、さらに教室の楽しい雰囲気によるもののようです。
また、今回の展覧会に合わせ、初めての書画作品集を製作中とのこと。
編集・写真などの作業に生徒含め一丸となって協力しているそうで、こちらも期待が高まります。(取材・執筆/緑)
日時/楽しい書画展 6月26日(日)~7月1日(金)
書画に親しむ展 7月2日(土)~7日(木)
ともに午前10時~午後5時(初日午後2時~、最終日~午後3時)
場所/流山市生涯学習センター(流山エルズ)ギャラリー
住所/千葉県流山市中110
料金/入場無料
問い合わせ/流山市生涯学習センター
TEL/04-7150-7474