「物語を作ってみよう」という目標から始まった白井駅前センターの講座で、小学生ペアが初対面から3年越しに完成させた動画が公開中。

その制作秘話を教えてもらいました。

\ 動画はYouTube駅前センターチャンネルで配信中/

 

公開 2022/06/26(最終更新 2022/06/24)

ちいき新聞ライター

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お話作りから動画制作へ。小学生が監督

「かがやく星へのたび」という短編動画がネット配信されています。

キャストは紙粘土の動物たち。

彼らが、一人、二人と仲間を増やし、時に困難を乗り越えながら絆を深め旅をしていく物語なのですが、監督・脚本・声優・小道具まで担当したのが小学生2人というから驚きです。

現在小学4年生りなちゃんと、小学5年生そうすけくんです。

始まりは3年前。

2019年4月に白井駅前センターで開講した「ものがたりクリエイター」の参加者は、当時小学1年生と2年生の、初対面の2人だけ。

担当スタッフの吉川恵美さんによると、月に1度の講座を11回続け、どんな形でもいいから物語を作るというのが最初の目標だったといいます。

回を重ね、お互いの意見を尊重することで、共同で物語を作り上げた二人。

小説家志望のりなちゃんは、「キャラクターの性格を考えるのが楽しかった」と話します。

ところが、3月のセンターフェスティバルで物語を発表しようと準備していた20年2月、新型コロナ流行のため講座はやむなく中断することとなりました。

コロナ禍でもできる、動画配信を目標に

約1年半後の昨年6月に講座は再開。

コロナ禍の発表方法として選んだのが、動画配信でした。

紙粘土で動物を作り、市内著名スポットをロケ地に選び、コマ撮りの撮影。

「かがやく星へのたび」
紙粘土で作ったキャラクター
「かがやく星へのたび」
キャラクターの性格を練り上げていったメモ

月に1度では足りず、夏休みには追加で活動しました。

センターのスタッフや地域の人たちを対象に、オーディションも行いました。

オーディションでは子どもたちがダメ出しをしたり、演技指導をしたり。

「一番笑った」とそうすけくんは楽しそうに話します。

とことん子どもたち主体で進められた物語・動画制作。

子どもたちが吉川さんらスタッフや地域の人と協力し、楽しんで作った動画は、子どもならではの視点と温かさにあふれています。(取材・執筆/倫)

※問い合わせ
TEL/047-497-1151
白井駅前センター

 

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