防災講座・訓練で講師役として活躍を続けるボランティア団体「鎌ケ谷災害救援ボランティアネットワーク(略称・災ボラ)」。
その活動と夏の講座情報を紹介します。
公開 2022/07/01(最終更新 2022/07/28)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へ防災を学び、その知恵を市民と共有する
鎌ケ谷市社会福祉協議会が2005年から災害時のリーダー養成のために開講した「災害救援ボランティア養成講座」。
そこで学んだ参加者たちが、その知恵とノウハウを市民に広く伝えようと09年に立ち上げたのが「災ボラ」です。

すでに講座で知識や技能を学んだ上に、会長の片岡さんをはじめメンバー中8人が公益法人開催の「災害救援ボランティア養成講座」にも参加。
「セーフティリーダー(SL)」の認定も取得済みという強者ぞろい。
その恵まれた人材を生かして、立ち上げと同時に公民館や小中学校、自治会などの要請に応えて防災講座や防災学習、災害訓練で活躍してきました。
体験していないことは災害時もできない
メンバーが大切にしているのは、「いざというときに役に立つ体験を、参加者に楽しく伝えること」。
そのため、現在22人のメンバーたちは、毎月第2火曜に集まり、新しい情報や知恵を出し合い、伝える工夫を仲間で一緒に磨いてきました。
コロナ禍の前年には45回、講師として、子どもから大人まで約1600人に「簡易トイレ」「新聞紙スリッパ」「ポリ袋防寒着」作りなどを教えてきました。
「参加者たちの『役に立ちそう』『面白かった』の声を励みに、僕たち自身も楽しんでやっています」と話す片岡さん。
防災訓練・講座への講師派遣は随時受け付けており、これまで講師依頼を断ったことは一度もありません。

災ボラの講座例
今年の鎌ケ谷市社会福祉協議会主催の「夏休み福祉体験」にも5団体の1つとして参加。
7月29日に児童・学生対象の防災講座を行います。
首都直下地震や南海トラフ地震の発生確率は30年以内に70%といわれています。
いつどこで遭遇するか分からない災害。
「体験していないことは、災害時もできない」。
自分の命を守る知恵、事が起きる前に身に付けておきたいものです。
夏休み福祉体験(防災)
日時/7月29日(金)
①午前10時~正午(小学3~6年生対象)
②午後1時~午後3時(中学生以上対象)
場所/鎌ケ谷市総合福祉保健センター5階
住所/千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷2-6-1
受講費/無料
定員/各回10人
申し込み/鎌ケ谷市ボランティアセンター
TEL/047-442-2940
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