家族関係、貧困や介護など、困り事があるのは自分だけではありません。

どこに相談したらよいか分からない時は、気軽に「福祉総合相談センター」へ相談を。

公開 2022/07/08(最終更新 2022/07/07)

海

兵庫県出身、市原市在住の主婦ライター。「こんなジブリグッズがあったらいいな」なんて想像を娘と延々と話している時間が楽しい。踊ることが好き。体は硬いけど。

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安心できる「断らない相談窓口」

少子高齢化や単身世帯の増加による影響で、地域や家族とのつながりが薄くなってきています。

悩みを誰にも言えず孤立してしまう人が増えているのが現状です。

市原市では、課題を抱える人や世帯が適切な支援につながれるよう相談支援体制を強化しようと、昨年4月に「福祉総合相談センター」を開設しました。

市原市福祉総合相談セ ンター
市役所第1庁舎2階に窓口があります

コンセプトは「断らない相談窓口」です。

以前から相談事に応じる窓口はありましたが、テーマによってそれぞれが独立して存在していました。

実際には、さまざまな困り事は密接に絡み合っており、複数の悩みを同時に抱えてしまうケースが多いもの。

相談者は、各機関へ足を運び、何度も同じ話をしなくてはなりませんでした。

現在は、各機関の連携にも力を入れており、同センターに相談すれば、必要な専門機関につないでくれます。

「心を込めて、きちんとお話を伺います」と担当者。

地域で気がかりな人がいたら知らせて

市原市福祉総合相談センター

同センターが設置されてから、新規相談件数が増えています。

多いのは、貧困や認知症、家族関係、うつや不眠・不安などの精神的な悩み。

収入が不安定な母子家庭の世帯や、高齢の親と子の世帯で収入が親の年金のみ、50歳前後の子はひきこもり状態など、誰にも言えず苦しんでいるケースもあります。

担当者は「自分からSOSを発信することが難しい人がいる。地域で大丈夫かな?と思うことがあれば知らせてほしい」と話し、地域で孤立し、事態が深刻化する前に相談することの必要性について述べました。

今年の4月からは、市内9カ所にある地域包括支援センターにも、福祉総合相談センターの機能が追加されています。

市原市地域包括支援センター(地区福祉総合相談センター)

困った事があれば、気軽に相談してみましょう。 

※相談・問い合わせ
TEL/0436-23-7252
メール/fukushisougou@city.ichihara.lg.jp
市原市 福祉総合相談センター