JR船橋駅の北東、徒歩15分の所に東京ドーム約2.5個分の敷地の広大な市場があります。
船橋の台所を支える船橋市地方卸売市場を探検するツアーが2年ぶりに再開。
大人気の秘密を取材しました。
公開 2022/07/17(最終更新 2022/07/15)

朝の市場を歩いてクイズを楽しもう

午前8時半、出発!
集合場所では、イメージソング「ぼくら市場探検隊」をBGMに船橋市場の映像を放映。
期待が高まります。
まず青果部へ。

「収穫された野菜は毎日市場で行われるせりなどで値段が決まる」との説明後、船橋名産の食材を当てるクイズが。
正解者には市場のシールが渡されました。
野菜や果物が入った段ボールの間を抜け、水産物の仲卸店舗(※)売場で魚を発見!
※せりなどで買い入れた食材を仕分けし、飲食店などに販売する仲卸業者の店舗
魚との触れ合いコーナーではマダイとクロダイについて説明した後、参加者が魚を持って記念撮影をしました。

普段できない体験や入れない場所へ
探検はさらに続きます。
せりの模擬体験では、指で数字を表す「指やり」を練習。

3や9が普段と異なり難しい。
「売買参加者」のプレート付きの帽子をかぶり、いよいよ本番。
参加者は次々と小松菜を競り落としました。

海老川を渡り、別棟の超低温冷蔵庫へ。

壁を素手で触らないなどの注意事項を聞き、緊張感が高まります。
厚い扉が開き前室に進むと、全身真っ白な冷気に包まれ、続く倉庫に入ると、むき出しのメバチマグロの塊が。

天井にはびっしり霜が付いており、数分で髪の毛が白くなるマイナス50度の世界でした。
その後も凍らせたバナナでくぎを打つ体験や、関連店舗の巡り歩き、お菓子と「特別隊員」認定証書のプレゼントと盛りだくさん。
市場で活躍する業務車両のターレなどに乗車して記念撮影もでき、大人も子どもも笑顔がはじけていました。

「駅や住宅地に近い場所にあるのが船橋市場の特徴。イベントを実施する際は広報ふなばしやホームページに掲載するので、ご確認ください」と担当者。
探検中は職員が参加者を囲んでの安全対策の他、感染対策を実施。
自分の住む市にある魅力的な市場を知り、今後も買い物や食事で訪れたいと思いました。