大地震、洪水などいつ起きてもおかしくない自然災害。

八千代市社会福祉協議会(以下、社協)と八千代ロータリークラブ(以下、八千代RC) は6月3日、もしもの災害に備えて連携する協定を結びました。

八千代ロータリークラブ 江頭泰利会長(左)と八千代市社会福祉協議会 綱島照雄会長
八千代ロータリークラブ 江頭泰利会長(左)と八千代市社会福祉協議会 綱島照雄会長

公開 2022/07/27(最終更新 2022/07/22)

ちいき新聞ライター

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災害に備えた協力体制

社協と八千代RCとの間で締結された「災害時パートナーシップ協定」。

社協ではこれまでに看護師会、小中学校、ラジオ局、ラグビーチームなど多くの団体と協定を結び、八千代RCが12番目の団体となります。

今回結ばれた協定の内容は3つ。

 1.災害時に被災した家屋周辺などの被災地情報を共有して、復興支援につなげる。

 2.各地から支援物資が届いた際に、その仕分けや輸送、配布に協力する。

 3.各メンバーの専門知識を生かした災害支援と常日頃の地域活動を行う。

 

「八千代ロータリークラブさんは豊かな社会経験を持つ各業種の代表者の集まり。そのような方々と相談できる体制を築くことは心強い。普段から情報交換をして、自然災害に対して準備をしたい」と社協の綱島会長は述べます。

八千代RCの江頭会長は「会の精神『奉仕の理念』に基づき、災害時はもちろん、常日頃から住みよい町づくりの構築に寄与していきたい」と話します。

調印書にサインする両団体会長
調印書にサインする両団体会長

「備え」と「関係づくり」を大切に

社協は、自然災害が発生した際、「災害ボランティア・被災者支援センター」(以下、災害VC)を設置し、協定を結んだ団体と協力します。

がれき撤去などの復興ボランティアの募集と配置、被災者への心のケアなど、被災地域を支える活動を行います。

また、平時の準備も積極的に取り組んでいます。

災害VC立ち上げの模擬訓練や、地域全体で支え合うための「顔が見える関係づくり」を推進する「防災寺子屋」などの開催も継続中です。

災害時パートナーシ ップ協定
災害に備え、協力の輪が広がる

災害対策をはじめ「誰もが安心して暮らせる〝わがまち八千代市〟」を目指している社協。

もしもの災害時にも地域全体で助け合うため、日々の「備え」と「関係づくり」を大切にしたいです。

(取材・執筆/かずっく)

※問い合わせ
八千代市社会福祉協議会地域振興課
TEL/047-483-3021
HP/http://yachiyosyakyo.jp/