FlowerDanceは千葉県流山市在住の2人のママによる花の活動。
フラワーロスをなくそうと、切り花の移動販売と生け花体験会を行っています。

公開 2022/08/07(最終更新 2022/08/10)

規格に収まらない個性豊かな花を活用
ロスフラワーは廃棄される花のこと。
市場の規格は厳しく、茎が少し曲がっている、長さが少し短いなど、ささいな理由で丹精込めて育てた花が大量に捨てられています。
FlowerDanceを主宰する三田さんは「花農家さんは高齢で今の作業が手いっぱい。捨てた方が楽なんです。私たちが収穫に出向いて売ったものを還元できれば」と話します。
生け花担当の原さんも「不良といわれる部分はある意味、花の個性。どんなふうに生けたらすてきに見えるかなと考えたり、生け花は意外と決断力や観察力が必要で、子どもの生きる力を育めます。安価なロスフラワーは生け花の敷居の高さを払拭できる救世主かもしれない」と期待を寄せます。

7月に花摘みパーティーと生け花体験会
花が好きで、名前が「まい」という共通を持つ二人は、昨年の12月に料理教室で出会い意気投合。
活動は、3月に三田さん家族が房総へ家族旅行に行った時に、遭遇した出来事がきっかけです。
廃棄目前の大量のフリージアを目にした三田さんは「このまま帰れない」と旅行を中断し、原さんに連絡。
持ち帰った切り花を一緒に処理しながら「明日一緒に売らない?」と持ちかけ、数時間でSNSを立ち上げ告知。
翌日には自転車に花を積み込み販売する驚異のスピードは、「鮮度のいい状態で届けたい」との二人の思いの表れです。
この7月から新しい取り組みである予約販売もスタート。
「もっと多くの生産者とつながり販売場所も増やし、花がある生活が当たり前になるとうれしい。会場の装飾や学校で生け花の授業もやってみたい」と夢を語る二人の挑戦はまだ始まったばかりです。 (取材・執筆/琉)
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