長引くコロナ禍で対面でのコミュニケーション機会が減り、孤独を感じることはありませんか? その解消のため、感染症対策を行いながら地域でつながりをつくることも大切ではないでしょうか。どんなきっかけがあるのか、つながりを生んだエピソードを聞いてみました!
お話を聞いたのは…
公開 2022/08/31(最終更新 2022/09/07)

とり
東京生まれ、千葉県流山市在住。編集歴17年、エンタメ誌やWebメディア編集長など経験。趣味は、銭湯・サウナ、音楽、芝生でまったりすること。とりのキャラクターが好き。 Twitter:@ngrym_tori
記事一覧へ地域のイベント運営に参加
2019年にInstagramで見つけた「ICHIKAWA CITY」という文字入りTシャツを販売している方に会いに行ったことがきっかけで、市川の知り合いが増えました。
その方は江戸川の河川敷で行うアートと音楽のフェス・エドロックの実行委員をやっていて、遊びに行ったらすごく楽しくて。そこで「来年は企画から一緒にやろう!」と誘われ、2020年から実行委員として参加しています。

その後、エドロック実行委員メンバーから誘われて、コロナ禍の飲食店支援として「食べて応援昼八幡!」という企画の運営にも参加。市川市内のお弁当やお菓子、コーヒーなどのテイクアウト代理販売をボランティアで行いました。

いきなり運営で参加するのはハードルが高いかもしれませんが、イベントに参加して現場で「どなたが企画しているんですか?」と声をかけてみたり、SNSで「手伝えることはありますか?」と聞いてみたりすると、運営側に回れるチャンスにつながるかもしれないです。
マンション内の活動に参加
うちは猫がいるので、住んでいるマンションのペットの会に参加しています。ペット飼育の規約を守りながら暮らしていきましょう、という趣旨の会で、年に数回集まって規約の見直しや近況について話しています。
あと、2020年の大きな地震で停電・断水を経験したことをきっかけに、マンション内の自衛消防隊に入りました。防災訓練をしたり車椅子を買ったり、災害対策をボランティアで行っています。
そういう活動を始めてから、マンションに住むおじいちゃんおばあちゃんが「LINEの使い方教えて~」と気軽に話しかけてくれるようになりました。
SNSをチェック 町の掲示板も穴場!?
市のFacebook、LINE、Twitterなど一通りのSNSはフォローして、地域情報をチェックしています。千葉県知事の熊谷さんのSNSカウントや、個人で運営している地域の情報サイトも情報入手のために見ています。
私は地域情報専用のSNSアカウントを持っているので、気になる情報にコメントやシェアをして、そこからつながることも多いですね。
あと、学校や市役所などにある掲示板を普段からよく見ています。お祭りやマラソン大会など地域のイベント・催しのお知らせが掲示されていて、この前は子ども向けの「忍者修行」のお知らせが出ていました(笑)。面白いお知らせが見つかることもあるので、穴場だと思いますよ!
店員さんに話しかける
飲食店の店員さんに「このお店はいつからやっているんですか?」「こんなお店が近くにできてうれしいです」とよく話しかけています。「おいしかったです!」と伝えてうれしくない人はいないし、お互い良い体験になると思います。
何度か通っている中華料理屋さんでは「のんちゃん(お店の方)の冷やし中華を食べに来たよ~」と気軽に話せるようになりました。
コロナ禍で、地元にこういうつながりがあって良かったなって思います。

まずはご近所さんへのあいさつから
同じマンションに住むおばあちゃんはエレベーターに乗るときに「ごめんください」、夜は「おやすみなさい」って言ってくれるんです。ひとつ屋根の下に暮らす人同士でこういうあいさつを交わせるのはいいなぁと、温かい気持ちになります。
私は在宅勤務で夫以外の人としゃべらない日もあるので、マンション内や近所であいさつできると元気がもらえます。
地域のつながりをつくるには、まずはあいさつからだと思います。お隣さんやご近所さんに「こんにちは」とあいさつすることから始めてみると、世界が広がるかもしれないです。