新米の季節です!
おいしいおコメをより手軽に、もっとおいしく。
Happy Come Come~ハッピー コメ かむ~ お腹いっぱい食べてハッピーになろう!
※こちらの記事はちいき新聞2022年9月23日号の紙面記事を再編集してお届けします
お話を聞いたのは…
三浦 洋介さん
公開 2022/09/21(最終更新 2022/11/28)

おいしいおにぎりのポイントは熱々ご飯
おにぎりは日本人のソウルフード。「鮭おにぎり」って言われたら、どんな味かほとんどの人が想像できる安心感がありますよね。
私の店「宿六」はおにぎり専門店ですが、昔から特別な材料や製法を用いているわけではなく、そんな「安心感」を裏切らない、家庭の味の延長なんです。
米はコシヒカリ、のりは江戸前を好んで使っていますが、それが絶対とか一番とかではなく、「宿六らしさ」で選んでいるだけです。
おにぎりにルールなし。おいしいと思えば何でもOK。形だって三角でも丸でも、握って作ったなら「おにぎり」でしょ。
コツとして教えられることは、「握り過ぎないように」ということ。米粒と米粒の隙間の空気感を保ってふんわり握ると、かんだ時にほろりとほぐれて、ご飯のうま味が口の中に広がります。
それには熱々のご飯を使うのがポイント。熱いうちなら米の粘着性が強いので軽い力で握れます。
やけどに気を付けて試してみてください。
お米選びも楽しんで可能性を広げよう!
おにぎりは昔からずっと身近な存在ですから、いまさら僕がああだこうだ言うのはナンセンスな話。
おにぎり協会のおにぎりアンバサダーとして、さまざまなイベントにも呼ばれますが、そこでも「おにぎりとは、こうだ!」と教えたりはしません。
先日も子どもおにぎり教室で講師を務めましたが、子どもたちには「自分で作る」経験が、食に興味を持つきっかけになればと思います。おにぎりなら簡単ですからね。
子どもに限らず大人も同じ。いつもの炊飯器じゃなくて鍋でご飯を炊いてみるとか、水を変えてみるとか、興味を持って自分の好みの味を見つけることを楽しんでほしいですね。
一つアドバイスするとしたら、お米をお米屋さんで買うことをお勧めします。
店主に好みを伝えたら、それに合う銘柄を教えてくれるし、精米方法も選べる。
量販店ですと商品の入れ替わりが激しいので「気に入って買っていた銘柄がもう売っていない」ということが起こりがちですが、お米屋さんなら同じ銘柄を長く買い続けられるのもメリット。もし、それがなくなったとしても近い味の銘柄を教えてくれるはずです。
お米屋さんと仲良くなると、きっと楽しみ方が広がりますよ。
ご飯と具と塩とのりだけで作るおにぎりは、いくらでも簡単にアレンジできる、だからこそ可能性は無限大です。自分好みの味を見つけて作って食べて、自由に楽しんでください。
【動画あり】プロが教える おいしいおにぎりの握り方
三浦さんに、おいしいおにぎりの握り方を教えてもらいました!
(1)熱々ご飯を手のひらにとって。量は片手にすっぽり収まるくらい
>やけどに注意!<
(2)真ん中に具をのせる。まな板に置いて作業してもOK
(3)塩の量の目安は指3本の第一関節くらい
(4)三角おにぎりなら握るのは3回(1辺1回)で。ここで具が見えていても、のりで隠れるから問題なし
(5)のりを巻いて完成~!
>宿六ののりは千葉県産!<
おにぎりの握り方は、YouTubeチャンネル「ちいき新聞TV」で動画でもご覧いただけます!