市原市五井で6月から毎週木曜日に開催されているコミュニティカフェ「軒下カフェ」。

運営する「チームSEGARE」代表の丸山迪子さんに話を伺いました。

「SEGARE」の丸山さん(右)と高澤さん
「SEGARE」として朝市に出店中の丸山さん(右)と高澤さん

公開 2022/09/02(最終更新 2022/09/02)

ちいき新聞ライター

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子育て世代が交流できる場所を作りたい

丸山さんは5年前、子どもが1歳の時に市原市に移住。現在2児の母親です。

都内に通勤していましたが、リモートワークや保育園の休園などで生活が一変し、子どもとの生活を重要視し退職しました。

その後市原市が開催した「リノベーションスクール@市原」に参加し、現在のメンバーに出会い、チームを作ってその名を「SEGARE」としました。

子育て世代のためのコミュニティカフェを作りたい、そんな思いを実現するために集まったメンバーは、丸山さんを中心に各自得意分野で力を発揮しています。

メンバーの一人、青果店4代目の高澤さんは、熟しすぎたため廃棄される果物の活用方法を模索する中で、それらを使用したジュースやフルーツケーキ作りに着手。

カフェで提供することでフードロスの削減につなげました。

チーム名は、高澤さんが「せがれ」と呼ばれていたことに加え、「青果リレー」にも由来します。

リレーとはバトンを受け継ぐという意味から、青果をつないでフードロスの削減を目指し、子育て世代だけでなく、地元の人とのつながりも作りたいという思いが込められています。

「セイカリレ…セイガリレ…セガレ。ちょっと苦しいでしょうか」と丸山さんはほほ笑みます。

チームSEGARE

SEGAREの現在の活動とこれから

当初予定していた店舗を使用することができなくなり、新しい店舗を探していた時に、バーの駐車場を使ってみてはという申し入れがあり、「軒下カフェ」の開催が決まりました。

BAR ASUTRUMの駐車場で開催された軒下カフェ
BAR ASUTRUMの駐車場で開催された軒下カフェ

子育て世代のコミュニケーションの場として、子どものためのスペースも充実。

工作コーナーやお絵かき、おもちゃや絵本などを用意しています。

子どもたちの手による作品
五井朝市で発表された子どもたちの手による作品

目の届く所で遊んでいる子どもを見守りながら、保護者もくつろぎのひとときを楽しむことができます。

毎週木曜日のみの開催ではありますが、新規に来店する人も増え、実店舗を構える夢に向かって確実にステップを踏んでいます。

Co-satenで開催された軒下カフェ
Co-satenで開催された軒下カフェ

「子育て世代と地元をつなぐ基盤となる場所を作りたい」という熱い思いを胸に、丸山さんら「チームSEGARE」の挑戦は続きます。(取材・執筆/案山子)

開催日時/毎週木曜日 午前10時~午後5時
開催場所/BAR ASTRUM 駐車場
住所/千葉県市原市五井中央西1-13-17
※夏季は、ワーキングスペースCo-saten( 市原市五井中央西2-8-26)で実施

問い合わせ
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Instagram/@goi.segare