地域交流の場としても愛されてきた木更津みなと口こども食堂。
コロナ禍で支援の形は変えても「食で人を助ける」という信念は変わらず活動を続けています。

公開 2022/09/19(最終更新 2022/09/15)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
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木更津みなと口こども食堂が活動を始めたのは2017年8月。
食を通して子どもたちの居場所作りをしようと、月に1度、低価格で食事を提供してきました。
こども食堂開催の日には、子どもからお年寄り、子ども連れのママ友グループとさまざまな人が気軽に訪れていたそうです。
当初はきさらづみらいラボ(木更津市市民活動支援センター)で活動していましたが、調理室がなく不便だったため、2020年から證誠寺会館に会場を移しました。

しかしその直後から新型コロナウイルス感染症が流行し、食事の提供ができなくなってしまいます。
それでも食に困る人たちへの手助けを続けたいと、木更津みなと口こども食堂では第2・4木曜に、證誠寺会館でお弁当や食材を無料で配布する「フードパントリー」を開始。
翌年からは会場に来られないひとり親家庭向けに宅配便で食材を届ける「宅食」も始めます(無料)。
「頼れる人がいると思うと心強い」「余裕のない毎日に、箱を開ける楽しみができました」。
宅食を利用した人からは、こんな声が寄せられました。
食を通した交流で互いに支え合う活動
今回、フードパントリーの活動の様子を取材しました。
この日は2キロの米40袋、パンやお菓子、日用品を準備。

配布する物品のほとんどが協賛品なので、米以外は毎回内容が違うのだとか。
今回は焼き立てピザが届いていました。
会場には開始時間前から人が集まり、午後4時からいよいよ配布を開始!
皆さん幅広い品ぞろえにわくわくした様子で、中には逆に寄付をする人も。
和やかなムードの中、30分ほどで配布は終了しました。

代表の山下さんは「食事の場でのコミュニケーションが活動の原点なので、いずれ食堂は再開させたいです」としつつ、食堂再開後も宅食は続けるそう。
会の活動や支援方法についてはフェイスブックで随時発信しています。
※問い合わせ
電話/090-2333-6561 山下
Facebook/https://www.facebook.com/ksrzMinatoguchi/
■フードパントリー(月2回開催)
第2木曜日 弁当
第4木曜日 米、その他を配布
会場/證誠寺会館
住所/千葉県木更津市富士見2-9-30
時間/午後4時~(物品がなくなり次第終了)
■宅食
会場に来られないひとり親家族を対象に、期間を限定して食料を配送。申し込みはフェイスブックの申し込みフォームから
料金/フードパントリー・宅食どちらも無料