Kanda & Oliveiraは今年2月に船橋市にオープンした個性的な建物のアートギャラリー。

9月14日よりロサンゼルス在住のアメリカ人女性　カミラ・テイラーさんの個展を開催中です。

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公開 2022/09/26（最終更新 2022/09/26）

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千葉県生まれの千葉県育ち（成田→佐倉→船橋と少しずつ移動）。食べること・旅行・ヨガが好き。時々ドライフラワーを製作。空を見上げてちっぽけな自分に気づくとホッとします。

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蛾やムクドリをモチーフに作品を展開

1段低く作られた1階ギャラリー入り口の段差に注意して入ると、中央部に古道具屋で見つけた銀食器が。

カミラさんの言葉が刻印された銀食器を並んでいる順に読み進めていくと、一つの詩になっていることに気付きます。

静かな友達とは、招かざる仲間のこと。

蛾やムクドリを和紙やセラミック、銀盤などの素材を通して作品にすることで、そのリアルさから、複雑な感情が湧き上がります。

頭像の口や目から感情や涙の数珠玉があふれている作品も。

彼女にとって感情も時には友達の一つなのかもしれません。

作品を鑑賞することで生じた自分の感情は、効果的に配置された階段を使って各階を巡ることや、吹き抜けのある広々とした空間に身を置くことで、徐々に消化・解放されていきます。

Eclipse (XVI through LVII)　「月食」夜の照明に群がる蛾たち

生まれ育った地にギャラリーを建設

Kanda&Oliveiraを設立したのは日本人ディレクターの神田雄亮さん。

今回の個展を企画したフランス人マネージャーのクリステル・ウリエズさんと共に運営しています。

西船橋に生まれ育ったコレクターでもある神田さんが、「郊外の立地を生かし、国内外どこからでも来てもらえる美術館のような空間を作りたい。結果的にそれが地域への文化的な貢献になればうれしい」と実家の蔵があった場所にギャラリーを建設。

黒色の燻瓦と鋸状の屋根が特徴の、個性的なギャラリーが出来上がりました。

アートギャラリーは作品の展示販売をする場ですが、気軽に鑑賞に来てほしいとのこと。

今後も年に4回ほど展覧会を開く予定です。

西船橋で現代美術と建築を味わえる、そんなすてきな場所を見つけました。

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