今年7月に10周年を迎えた「朗読あかね色の会」。
同会は「朗読に深く感動し、生きる力が湧いた」と語る会長の松岡桂子さんが、朗読を学びたいとの強い思いから2012年に設立しました。

公開 2022/10/03(最終更新 2022/09/30)

朗読が楽しい生活のエネルギー源に
毎月の勉強会のみならず、市内の福祉施設や図書館でのボランティア活動にも精力的に携わり、現在までに入会した人数は延べ52人。
これまでの活動をまとめた10周年記念誌も作成。
多くの人の手に取ってもらえるよう市内各施設に配布される予定です。

10月8日には記念朗読会を開催します(満席)。
会では10年間の活動の成果が朗読を通して披露。
また、朗読作品に関係する声楽やピアノの音楽効果を取り入れるなど、誰でも気軽に参加できるような工夫がなされています。
淡々と読むのでも、1人芝居でもない
朗読会の講師を務める、元NHKチーフアナウンサーの伊藤征一さんは朗読のプロ。
「読み手が作品をきちんと咀嚼し、日頃話をしている息遣いを大切にしながら、聞き手へ作品を素直に届けることが大事だ」と話します。
伊藤さんの温かい人柄と丁寧で的確な指導の下、朗読への理解を深めていく会員たち。
「気取らない朗読が心地よく、深く心に響き感動する」と話します。
生の声で聞く物語は、人に安心感と安らぎを与えるようです。
「しばし日常を離れ、朗読の深さや面白さに浸っていただければうれしい」と、松岡さんは話します。
(取材・執筆/KIKO)
※問い合わせ
TEL/080-3478-6016
松岡