9月26日、八千代市市民会館で千葉ジェッツの新シーズン決起会が行われました。

観客の前で行う決起会は3年ぶり。

会場は、新生千葉ジェッツを見ようと集まったブースターの熱気に包まれていました。

千葉ジェッツ決起会

公開 2022/10/12(最終更新 2022/10/13)

編集部 R

編集部 R

「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。

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戦いのシーズンを前に和やかなひととき

おなじみアリーナMC・Risuke(リスケ)のコールとスタージェッツの華やかなステージでイベント開始。

スタージェッツ
勝利の女神、スタージェッツ
マスクドオッチー
非公式マスコットキャラクター、マスク・ド・オッチーのヘンテコな動きもキレッキレ

そしてお待ちかね、ジョン・パトリック新HC(ヘッドコーチ=監督)と12人の選手たちの登場です!

千葉ジェッツ決起会

まずはそれぞれ自己紹介と今シーズンの抱負、オフシーズンで印象に残ったことなどを報告。

新加入のヴィック・ロー選手はオフに日本語を学び1カ月でめきめき上達、早くもチームメートとのコミュニケーションはバッチリのようです。

ヴィック・ロー選手
#4 ヴィック・ロー選手

この日の別のコーナーでは大倉颯太選手が「一番仲良くなりたい選手」としてロー選手の名前を挙げ、「会うたびに面白いことを言って笑わせてくれる」と話していたのも印象的でした。

ダブルキャプテン&ボディービルダー!?

続いてパトリックHCから新キャプテンが発表されました。

昨年に続き富樫勇樹選手、そして何と新加入のロー選手も!

今年はダブルキャプテン制を敷いたジェッツ。

HCからは二人のリーダーシップに期待して任命したとのコメントがありました。

富樫勇樹選手とヴィック・ロー選手
二人のキャプテン

「新キャプテンの発表なんて需要ある?」と会場のブースターの笑いを誘う富樫選手。

それでも「個性的な軍団が一つの方向を向かっていけるように頑張ります」と抱負を述べました。

ロー選手は「毎試合勝つつもりで戦っても勝てないときもある。でも、そういうときにもリーダーシップを発揮したい」と決意を語ります。

続いて昨年まで大宮宏正選手が務めていたオフコートキャプテンの発表…

この人です!

荒尾岳選手
おもむろに立ち上がる荒尾岳選手。みんなとても楽しそう(笑)

荒尾選手はボディーガードも兼任!?だそうです。

荒尾岳選手
「ボディービルダー…じゃなくてボディーガードも頑張ります」

「オフコートキャプテンって何だろう?とずっと思ってきました。自分なりの答えを探しながらチームがいい方向に行けるように務めていきたいです」と荒尾選手。

チームを和ませるムードメーカーの復帰にブースターの皆さんもうれしそうでした。

あの係もこの担当も…ひかるんにお任せ!?

続いて、選手同士ペアになってお互いの似顔絵を描く、という新企画で大盛り上がり!
※面白過ぎてこの部分だけ長くなってしまいそうなので、記事の末尾に「おまけ」として掲載します。

「答えて!! ブースタークエスチョン」のコーナーでは、会場からの質問やSNSに寄せられた質問に選手が回答。

最近、末っ子キャラが定着してきている「ひかるん」こと二上耀選手に対し、会場から「(末っ子扱いは)いやではないですか? 誰も怒らないから正直に答えてください」と鋭い質問が…。

「いろんな役割を振られて時間を取られたり大変なこともある」としつつも、「ブースターの皆さんのために頑張ります!」と模範解答の二上選手。

二上選手
ベテラン二人のまなざしが優しい…

そこに投げかけられたSNSからの質問。

「藤永選手が移籍して、ジャンボくんのお世話係は誰がやるんですか?」

‥‥‥……… 。

‥‥‥……… 。

‥‥‥……… 。

MCのリスケさんが「やりたい人…?」と問いかけても目をあわせない選手たち。

「じゃ、じゃあ僕が…」

二上選手にもう一役増えました(大変ですね!)。

ジャンボくん
「ぷんすか! 僕がみんなをお世話してるんだゾウ?」

続いてチームスタッフの紹介コーナー。

新加入のスタッフが多いため、「どんな人たちなんだろう」とブースターも興味津々の様子。

それぞれの自己紹介に真剣に聞き入っていました。

中には特技を披露する(させられた?)スタッフも(笑)。

半杭さん
パトリックHCのものまねを披露する半杭(はんぐい)ビデオアナリスト
千葉ジェッツ決起会
「完璧です」HCからお褒めの言葉

楽しかった時間はあっという間に過ぎ、イベント終了が近づいてきました。

締めはもちろん勝利のジェッツ締め。

原選手から担当を襲名した二上選手、再びの出番。

大忙しです。

勝利のジェッツ締め
「(勝利のジェッツ締めは)原さんより元気にやっていきたい」と先輩をいじる余裕も

和やかムードのうちに終了した決起会。

しかしひとたびBリーグが開幕すれば、激しい闘いの日々に突入です。

目指すは天皇杯・東地区優勝・リーグ制覇の三冠。

頂上(てっぺん)へのフライトへいざ、テイクオフ!

富樫選手・荒尾選手・パトリックHCに聞く

イベント終了後、3人の選手・HCの記者会見が行われました。

富樫勇樹選手

富樫勇樹

―キャプテン3期目。就任した頃に比べて自分自身変化したことは?

以前からも試合中コート上で起きたことに対し、チームメートに声を掛けコミュニケーションは取っていたが、最近は、ただ単に一つのプレーどうこうではなく、チームの雰囲気とか、もっと全体のことを見られるようになったと思う。

ヴィックとのダブルキャプテン制は心強い。

シーズンの目標はもちろんチームの優勝。

ブースターにまた見にきたいと思ってもらえるようなチームを目指す。

荒尾岳選手

荒尾岳

―4年ぶりに復帰して一番驚いたことは?

ロックアイスベースという素晴らしい施設ができていたこと。

以前ジェッツに所属していたときは、週に4、5つの体育館を回って練習していた。

良い環境でバスケをできるからこそ結果で恩返ししたい。

―オフコートキャプテンとしてのプランを聞かせてください。

「これをする」と具体的に決まっているわけではないが、プロアスリートとしての自覚を持ち、子どもたちに憧れてもらえるような行動を自分が示していきたい。

他、自分でできることを考えながら務めていきたい。

ジョン・パトリックHC

ジョン・パトリック

―チームの印象は?

7月にロックアイスベースに立ち寄ったら、耀と颯太と原が自主練していたのが印象的だった。

目標が日本一だけあってモチベーションが高いチーム。

―千葉県に来られて、お気に入りのスポットはありますか?

ひみつです(笑)

海岸の方に行って散歩したり、新川(八千代市の中央を流れる川)沿いをジョギングしたりサイクリングしたりします。

市街地からすぐに自然豊かな場所に行けるので、都会の良さと田舎の良さ、両方があって住みやすいですね。

【おまけ】忖度なしの似顔絵バトル!画伯は誰だ!?

絵心が試されるこのコーナー。

選手たちの腕前が気になるところですね。

全員分ご紹介していきます。

富樫勇樹選手とヴィック・ロー選手

富樫勇樹
「ヘッドバンドしたらほぼジョシュ・ダンカンですね」と自作を評する富樫選手

ロー選手は誰よりも一番時間をかけて丁寧に描いていた、との証言がありました。

続いて…

千葉ジェッツ決起会
披露する前にチラ見。笑いをこらえきれないギャビン・エドワーズ選手(左)

ギャビン・エドワーズ選手とラシード ファラーズ 選手

ギャビンエドワーズとラシードファラーズ

ラシード選手が今季から伸ばし始めた髭が、ワイルドに描けています。

ジョン・ムーニー選手とクリストファー・スミス選手

昨年からチームに加わり、息もピッタリの仲良しペアですが…

千葉ジェッツ決起会
「三つ編みは6本しかないよ!(多いよ)」とクレームをつけるスミス選手(右)。お互いの絵に対しやや辛口な評価を下す二人

大倉颯太選手と佐藤卓磨選手

東海大学の先輩後輩は、お互いをどう描いたのでしょうか。

大倉颯太と佐藤卓磨
大倉選手の描いた自分の似顔絵を見て「とりあえず面長に描いとけばいいや、みたいな感じですよね」と佐藤選手(右)

それに対し、「僕が言えることじゃないですけど本当センスないなって…」返す刀で先輩をバッサリ斬る大倉選手でした。

荒尾岳選手と西村文男選手

こちらの同級生ペアは旧知の仲だけあって、なかなか特徴を捉えています。

西村選手の作品に対し、このコーナーで初めて客席から拍手が湧きました。

似顔絵
「ニコルとロイド(西村選手の愛犬)を描くことによって文男だと分かるようにした」と作戦を語る荒尾選手

二上耀選手と原修太選手

トリは新旧末っ子キャラの競演です。

ジャンボくん
「見せてほしいゾウ♪」

原選手と二上選手が作品を掲げると、会場から悲鳴のような笑いが…。

千葉ジェッツ決起会
クールな西村選手も思わずのけぞる個性的な作品

「髪の毛を強調して描いたんですが…物足りないなと思ってゴリラの感じを出してみました」と二上選手。

「ゴリラにするならせめて顔もそうしてほしかったよね」と原選手。

作品は以上です。

皆さんはどの画伯の作品が良かったですか?

これらの似顔絵はブースターへのプレゼントとなりました。

(選手の皆さん、お疲れ様でした)