若い人の力でにぎわいを取り戻しつつある牛久商店街。

そこで開催されるアートプロジェクトのアドバイザー・豊福亮さんにお話を伺ってきました。

【市原市】牛久商店街に活気を!「牛久リ・デザイン」プロジェクトが始動
プロジェクトアドバイザーの豊福さん

公開 2022/10/24(最終更新 2022/10/12)

ちいき新聞ライター

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牛久商店街でリ・デザインプロジェクト

2022年3月に行われた同プロジェクトのキックオフイベントでは、「いちはらアート× ミックス」既存作品の再公開とワークショップを実施。

4日間と短い会期でしたが、10月29日から開催される「牛久リ・デザインプロジェクトアーティスト・イン・レジデンス」への架け橋となり確かな手応えがありました。

アーティスト・イン・レジデンスとは、アーティストがその土地に滞在し、リサーチ活動や作品制作をすることです。

牛久リ・デザインプロジェクトでは、地元の人に制作を手伝ってもらったり、話を聞いたり、差し入れをもらったりしながら、3人のアーティストが牛久商店街で作品制作を行います。

【市原市】牛久商店街に活気を!「牛久リ・デザイン」プロジェクトが始動
アーティストと一緒に作品制作

アートで商店街を元気にしたい

牛久リ・デザインプロジェクトのアドバイザーとして総括を任されている豊福さんは美術予備校創立、学校長として美術に関わる人材育成に取り組みながら、自身も芸術祭を中心に作品を展開しています。

「いちはらアート×ミックス」出展作品の一つだった牛久商店街の元パチンコ店の作品は豊福さんの手によるもの。

豊福さんにお話を伺ったのは上総牛久駅前にある同プロジェクトの拠点「USHIKU REDESIGNCENTER」(市原市牛久889-2)。

作品制作や打ち合わせなどを行っている場所です。

【市原市】牛久商店街に活気を!「牛久リ・デザイン」プロジェクトが始動
上総牛久駅前のUSHIKU REDESIGN CENTER(2階)

今回の開催はベストタイミングだと言う豊福さん。

「今、牛久商店街には新しい風が吹き始めています。駅前広場では月に1度マーケットが開き、駅の敷地内にカフェがオープン、廃業し空き店舗となっていた元下駄屋さんはシェアキッチンに生まれ変わり多くの人が利用する場所になりました」。

牛久商店街に活気を取り戻そうと働きかけてくれているのは、市内外の若い人たち。

「時間をかけて少しずつですが着実に牛久商店街はにぎわいを取り戻してきています。そこにアートが加わることでさらに新しい風が吹き、商店街の活気につながるはず」と話します。

【市原市】牛久商店街に活気を!「牛久リ・デザイン」プロジェクトが始動
地元の高校生と座談会を開催

このプロジェクトとともに進化する牛久商店街の新たな姿に多くの期待が寄せられています。(取材・執筆/案山子)

牛久リ・デザインプロジェクト 
アーティスト・イン・レジデンス
会期/10月29日(土)~11月13日(日)
会場/牛久商店街
鑑賞料/無料
電話番号/0436-26-6350
メール/chisou@city.ichihara.lg.jp
市原市地方創生部 地方創生課
HP/http://ushikuredesign.com/