千葉県内でも古い歴史を誇る習志野フィルハーモニー管弦楽団。
第100回となる記念すべき定期演奏会が11月13日(日)に習志野文化ホールで開催されます。

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公開 2022/10/30(最終更新 2022/10/17)

音楽を作り上げる過程を大切に
習志野フィルハーモニー管弦楽団(以下、習志野フィル)は1969年創立、今年で53年目を迎えるアマチュアオーケストラです。
団の顧問である服部驍さんが、市内や近隣地域の音楽愛好者に呼びかけ、当初16人で結成されました。
今では団員数も約80人に増え、幅広い世代や職業の人たちが集まり、成長を続けています。
団長の山口憲次さんは「さまざまな人が集まり、意見がぶつかる時もあります。それでも互いを尊重し合い、一音一音に感動を求める精神で音楽を作り上げていく過程を大切にしています。技術的な差は、自主練習やトレーナーから指導を受けて、日々レベルを高めるよう皆で切磋琢磨しています」と教えてくれました。

難易度の高い、華やかな曲に挑む
今回は第100回となる節目の定期演奏会。
くしくも習志野文化ホールは再開発により来年4月から休館となるため、このホールでは最後の演奏会となります。
記念の演奏会にふさわしく、ハンガリーを中心に活躍中の井﨑正浩さんを指揮者に迎えました。

曲目はビゼーの「アルルの女第1組曲・第2組曲」、ベルリオーズの「幻想交響曲」が披露されます。
難易度が高いこの曲ですが、音楽的に華やかで100回記念にふさわしい大曲です。
そこにパーカッション群やハープも加わり、さらに演奏を盛り上げます。
取材したこの日は指揮者の井﨑さんが練習に参加。
井﨑さんの指導を一言一句聞き逃さぬよう、楽譜に書き込む団員たち。
山口さんは「しばらくは会場も定まらず新しいステージに入ります。団員一同、変わらずに充実した演奏ができるよう、仲良く、楽しく活動を続けていきます」と話します。
習志野フィルとホールの歴史に思いをはせながら、迫力ある演奏を楽しんでみては。(取材・執筆/あや)
日時/11月13日(日)午後0時45分開場 午後1時30分開演
場所/習志野文化ホール
住所/千葉県習志野市谷津1-16-1
料金/一般1,000円、高校生以下500円(全席自由)
【問い合わせ・予約】
電話番号/047-451-9216 北爪
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