9月21日、鎌ケ谷市立西部小学校で、地域で働く23人をゲストティーチャーとして学校に招き、仕事の話を聞くキャリア教育の授業が行われました。

公開 2022/11/03(最終更新 2022/10/25)

ハマミエ
鎌ケ谷出身&在住のフリーライター。趣味はドライブと食べ歩き。温泉とコーヒーとウクレレが好き。生まれ育った鎌ケ谷の知られざる(?)魅力を発信して地元を元気にしていきたいと思っています。https://lit.link/hamaemi
記事一覧へ子どもたちが未来の姿を思い描くために
今回の出前授業には、警察官、消防士、自衛官、銀行員、美容師、大工、獣医師、落語家、電車運転士など多くの職種のゲストティーチャーが参加。
自身がその仕事に就いたきっかけや仕事の内容、やりがいや大変な事などを語りました。

6年生の児童99人は5、6人ずつの班に分かれ、それぞれの授業を聞いて回りました。
米販売店の牧野基明さんの授業では、手で稲からもみ殻を外して玄米を取り出す脱穀を体験。
以前は捨てていた「もみ殻」が実は蓄電池の材料になる、というお米の科学の話に子どもたちは「すごい!」と歓声を上げていました。
旅行作家の秋山秀一さんは小学生の時、「10年後の自分」という題の作文に「海外に行っている」と書いたそうです。

当時はまだ簡単に海外旅行に行けない時代。
その夢を25歳で実現させ、旅行作家となった経験から、夢を持つことの大切さを熱く語っていました。
その他、「失敗が死に直結するので、赤ちゃんに点滴をする時にはとても緊張した」という看護師の経験談や、「管理栄養士になるには、家庭科だけではなく理科の勉強も必要」という学校の勉強が将来の職業につながる話に、子どもたちはメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

コロナ禍でも学びを止めないために
このようなスタイルでのキャリア教育は昨年度に引き続き2回目。

以前は、夏休みに自分の家族が勤める職場の見学などをしていましたが、コロナ禍により実施が不可能に。
代わりに何かできないかと、地域ボランティアが中心となり、地域で働く人を学校に招く出前授業を企画しました。

「本やインターネットからでは知ることができない話を聞けて良かった」「今まで知らなかった職業の話を聞けて面白かった」と口々に感想を語る子どもたち。
普段の学校生活では聞けないさまざまな職業の話を聞いて、働くことや将来の夢を考える貴重な体験となったのではないでしょうか。
鎌ケ谷市立西部小学校ホームページ
https://swa.kamagaya.ed.jp/swas/index.php?id=105