昨年4月、守谷市在住の障がいのある子どもたちのママが、家族会「そら〜ち」を発足しました。
障がいがあっても毎日を楽しく生き生きと過ごせるように活動しています。

公開 2022/11/04(最終更新 2022/11/02)

支え合い、人をつなぐ懸け橋に
守谷市で活動している家族会「そら〜ち」は、体を自由に動かすことが困難な肢体不自由児や、胃ろうや呼吸器などの医療的補助が必要な医療的ケア児の家族会です。
2017年、共同代表の綿引さんと小菅さんは、障がいのある子どもに成長を促す支援を行う、市の療育教室で出会いました。

当時、綿引さんのお子さんは3歳、小菅さんのお子さんは1歳。
障がいのある子を抱えて社会から隔絶されたように感じ、孤独で不安な日々を過ごしていました。
当時から守谷市は肢体不自由児や医療的ケア児に対し公的支援が遅れていて、必要な支援につながりづらい状況でした。
そこで、療育教室で出会ったママたちはグループLINEを作り、情報を共有し支え合ってきました。
やがて「同じように困っている人たちに情報を届けたい、就園や就学、親の働き方など、障がいがあることでクリアしなければならない問題が多いという厳しい現状を知ってもらいたい、何とかしたい」と思うようになり、「そら〜ち」を発足。
会の名前について小菅さんは、「そら〜ちは、空にかかる虹のイメージです。人とつながり、地域との懸け橋になりたい、子どもたちの個性を認めてくれる社会になってほしいと願いを込めて名付けました」と話します。
子どもたちを社会で見守っていきたい
今では、約20人のママたちが参加している「そら〜ち」ですが、気軽にLINEで相談や情報交換をしたり、zoomでおしゃべり会を開催したりと、ママたちの憩いの場になっています。
また、2カ月に1回のペースで、守谷市の公共施設を利用して楽しいイベントを企画しています。

今後の活動について綿引さんは、「ママがゆとりを持って子育てできるように、社会で見守っていけるベースを作りたいです。この子がいるからやりたいことが何もできないという発想になりがちですが、この子がいるからこそできることがあると気持ちを切り替え、楽しむことや働くことに罪悪感を持たないようになってほしいです」と思いを語ってくれました。
(取材・執筆/えこ)
肢体不自由児・医療的ケア児の家族会「そら〜ち」
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