お買い物の合間にひと息つくのにとっても便利な、ショッピングモールの中にあるフードコート。
最近では、こだわりのメニューが食べられたり、内装がおしゃれだったりと個性豊かなフードコートも増えてきています。
そこで千葉と埼玉から厳選のフードコートや、フードコートで味わえる本格的なメニューをご紹介します。
(※価格は全て税込み)
目次
キテミテマツド「アジアンフードガーデン」は
アジア諸国のメニューが楽しめる!(松戸市)
キテミテマツド10階の「アジアンフードガーデン」は、アジア諸国の屋台を思わせるような、他に例を見ないフードコート。
天井からは真っ赤なランタンが下がり、赤や黄色などの鮮やかな色合いの壁紙にはアジア諸国の写真が飾られていて異国情緒が漂います。
入り口に佇むのは、高さ2m40cmのマーライオン。シンガポールの「マーライオンパーク」にある本家の約3分の1サイズとやや小ぶりではありますが、シンガポール政府観光局公認の由緒正しきマーライオンなのです。撮影スポットとしても人気!

また、一般的なフードコートは、店舗が座席を囲むように並んでいることが多いのですが、こちらは中央に店舗、その周りを囲むように座席があります。これもシンガポールなどでよく見られる配置を参考にしました。
さらにこちらでは、食べ終えた食器はスタッフがカートを押して回収しに来ます。このスタイルも海外ではポピュラーなのだそう。
細部にまでこだわり、とことん「アジア」にフォーカスした「アジアンフードガーデン」。
実は、運営会社がシンガポールにも拠点を持っていたため、現地のフードコートを日本に取り入れたら面白いのでは、という発想から誕生しました。
8店舗が軒を連ねる「アジアンフードガーデン」は、シンガポールの屋台料理を扱う「シンガポールフードガーデン」、本場のシェフが腕を振るう「VIET NAM(ベトナム)ちゃん」、2022年9月にオープンした、本格的なカレーとナンが食べられるインド&ネパール料理「アミカ」などのアジア各国の料理を中心に、うどんやチキン南蛮など親しみのあるメニューを提供するお店も。
中でもオープン当初から高い人気を誇るのが「シンガポールフードガーデン」。
看板メニューのシンガポールチキンライスは、鶏肉のゆで汁で炊き上げたごはんに、しっとりとやわらかいゆで鶏がのったシンガポールの代表的な料理。3種のソースをお好みで。

また、美容と健康が気になる人におすすめなのが「肉骨茶”バクテー“(薬膳スープ)」。10種類以上のスパイスを配合した薬膳スープで、豚肉のスペアリブをじっくり煮込んだ一品です。

ちなみに松戸のご当地丼「まつどん」(780円)も同店で提供中です。
日本にいながらアジアの国々の雰囲気が感じられる「アジアンフードガーデン」は、海外旅行になかなか出かけられない今だからこそ、利用したい場所です。
住所 千葉県松戸市松戸1307-1
営業時間 午前11時~午後8時(LO午後7時30分)、金曜・土曜・祝前日 ~午後9時(LO午後8:30) ※店舗による異なる
席数 374席
メール info-afg@bikentechno.co.jp
HP https://kitemite.asia/
ユニモちはら台フードコートは
誰でもくつろげる憩いの空間(市原市)
2007年にオープンし、珍しいサーキット型のショッピングモール・ユニモ。館内には家電量販店やシネコンなどの大型店も並び、衣・食・住のすべてがそろう一つの街になっています。2018年に2階のフードコートをメインに改装。店舗側からフードコートへつながる通路を1本増やし、さらなる人の流れを作りました。
ユニモちはら台にはお子さま連れのお客さまが多く、ゆったりとした広さの座敷スペースやボックス席など、バリエーション豊かな座席が約1,000席あります。

フードコート奥の大きな窓から光が入るゾーンは爽やかな青、窓がない席はオレンジとグリーンが基調で明るめに。居心地のいいボックス席や、季節を感じながら食事が楽しめるテラス席もあります。
足が伸ばせるお座敷席や、ベビーチェアがテーブルに付いているカウンター席など、バリエーション豊かな座席はさまざまなお客さまが安心してゆっくりと食事ができる工夫が凝らされており、誰もが心地よく滞在できる空間づくりに、ユニモの思いとセンスが光っています。
2019年9月千葉県に大型台風が上陸し、近隣地域に停電や水害が起こる事態となった際には、ユニモ自体も一部浸水という被害状況にもかかわらず、避難所のような役割も果たし地域住民の大きな支えになりました。
2023年春には大型テナントをメインとしたリニューアルを予定とのことで、ますます地域を活気づける存在になりそうですね。
住所/千葉県市原市ちはら台西3-4 2F
営業時間/午前10時~午後9時
※店舗により異なる
席数/約1000席
TEL/0436-76-0001(代)
HP https://unimo-chiharadai.com/
いわいたけし食堂(イオンモール成田内)は
鮮度に技アリの海鮮メニュー!(成田市)
現在、千葉県内の3つのショッピングモール内フードコートに店舗を展開する「いわいたけし食堂(※他店舗の店名はいわいたけし丼)」。ここイオンモール成田の店舗は2021年のオープンです。2日に1度成田市場へ魚を直接仕入れに行き、各店舗でダイナミックに提供される海鮮メニューの数々にはそのこだわりが表れています。「フードコートでもレストランや寿司屋に負けない質の追求」を心がけているとのことで、鮮度はもちろんのことそのインパクトある見た目にも存分にそそられます。
鮮魚盛り定食(赤身・中トロ入り・1,628円)は、サーモンや白身魚、エビやしめさばなどに加え本鮪の赤身や中トロといった旬のネタをどどんと豪華に盛り付けた自慢の一品! 切り身1枚のずっしりとした重さと、口に含んだ時の満足感は請け合いです。とろける中トロに心までほぐれていきそう!

人気の真鯛大カマ焼き定食(858円)は、店頭でさばいた真鯛のカマを焼き立てで提供しています。豪快なビジュアルとは対照的に、身のふわふわ食感が絶妙! 表面には塩がふってあるので、骨から身をはがしながらそのままおいしく食べられます。このサイズのカマは家庭ではなかなか調理できないので、店内焼き上げの熱々を求めお客さんがやって来ます。持ち帰りも多いのだとか。

上記2品に負けず注文が多いのが、アジフライ定食(858円)。揚げたての大ぶりアジフライが2枚、お皿の上でしっかりと存在感を主張してなんとも食欲をそそります。サクッとした歯触りの衣の中はしっとり、あつあつ、ふわふわ、思わず笑みがこぼれてしまいそう! 肉厚なアジだけに、その充足感もお約束です。単品でも購入が可能(275円)なので、今夜の一品にももってこいですね。

この他、選びきれないほどのメニューであふれるお魚の宝庫・いわいたけし食堂。従来のフードコートのイメージを塗り替えるほどの魅力を味わいに、足を運びたくなるお店です。
住所/千葉県成田市ウイング土屋24 イオンモール成田 2F
営業時間/午前10時~午後9時
TEL/0476-23-8216
(他、イオン新浦安店・アリオ市原店に展開。)
HP http://team-alps.com/restaurants/iwaitakeshi
※店内メニューは全て持ち帰りが可能。店舗ごとにメニューや営業時間が異なるので都度確認を。
ららぽーと新三郷のみさとキッチンは
キッズメニューの種類が豊富!(三郷市)
2009年にオープンした「ららぽーと新三郷」。2階の「みさとキッチン」は、靴を脱いで上がれる「キッズダイニング」が併設されているなど、とにかく子ども連れに優しいフードコート。

さらに、フードコート内にある店舗では、個性豊かなキッズメニューが用意されています。
例えばこちらは盛岡冷麺の「ぴょんぴょん舎オンマーキッチン」のメニュー。

ポテトやソーセージといった子どもが好きなメニューに加えて、野菜やフルーツも添えられているのもうれしいポイント。
同店の看板メニューは冷麺なのにもかかわらず、ググッと子どもに寄り添ったメニュー内容となっています。飛行機型のお皿も、子どもの好奇心をくすぐりますね!
この他、餃子専門店の「石松」ではお子様ぎょうざプレート(700円)、人気ラーメン店の「麺処 景虎」では低アレルゲンお子さまカレー(550円)など各店趣向を凝らしたメニューを展開。種類が豊富なので何回行っても飽きずに楽しめそう!
「みさとキッチン」は、開業当初はご当地グルメに特化していましたが、2015年11月のリニューアルでキッズダイニングを併設するなどキッズフレンドリーなフードコートに生まれ変わりました。
「トーマスタウン」や「リトルプラネット」などが子どもに人気の同施設。買い物はもちろん、レジャー感覚で遊びに来るファミリー層が多いのが特徴です。そこで、「食事も家族で楽しんでもらえるように」という施設側の思いに共感した各店舗が、だんだんとキッズメニューを提供するようになったそう。
同フロアにある「キッズメニュー号」には、フードコート内のお店を含めた、各店舗のキッズメニューが展示されています。

眺めていると「え、このお店にもキッズメニューが?」という驚きも。ミニチュア線路を走るトーマスも見られるので、子どももきっと釘付けです!
ところで「ららぽーと新三郷」は、電車や線路をモチーフにした装飾が随所に見られますが、その理由をご存じですか?
実は「ららぽーと新三郷」があった場所は、もともと電車の操車場でした。
「みさとキッチン」入り口に描かれた路線図もそれに由来しています。

種類豊富なキッズメニューと遊び心あふれる内観で、子どもも保護者も思わず笑顔に。家族でのお出かけの際にうれしい要素がいっぱいのフードコートです。
住所/埼玉県三郷市新三郷ららシティ3-1-1 2F
営業時間/午前11時~午後8時
席数/600席
TEL/0570-03-3310(代)
HP https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/shinmisato/