「ちょっと楽しい、うれしい」を発信する、きたならマルシェ。
人と人をつなぐ雑貨店Tanayaを中心に、地域で活躍するハンドメイド作家らが集い、北習志野の街を盛り上げます。
3年ぶりの舞台は船橋アリーナ!
主催者のお二人に、多種多彩なラインナップをご紹介いただきました。
公開 2022/10/26(最終更新 2023/12/25)

目次
北習志野の人気雑貨店「Tanaya」ってどんなお店?
新京成線「北習志野駅」から徒歩5分。
Tanayaは西友・新北習志野店の向かいにあります。

手作り雑貨やリサイクル品が棚に並び、朝採り野菜、パン、焼き菓子なども不定期に出合える楽しいお店、Tanaya。
現在60人ほどいる出店者のほとんどは女性で、20代から70代と幅広い年代層が棚をレンタルし、商品を陳列しています。
「雑貨を見るのも作るのも好き」というTanayaの2代目店主、石森詩麻さん。
当初は、店内の棚をレンタルする出店者のひとりでした。
東日本震災後、石森さんは成田市で仕事をしながら宮城県へ赴き現地ボランティアに参加。
避難所で出会った、刺し子や編み物をする女性たちの作品を見て「これを私が代わりに千葉県で販売し作り手さんに利益を渡せたら、彼女たちの仕事になるのでは、と思いつきました」と当時を振り返ります。
そしてレンタル棚で、東北地方の手作り雑貨の販売を開始。
その後、長男が2歳の頃にTanayaの経営を引き継ぎ、なんと自身が2代目店主に。
「出店者とお客さんをつなぎ、どちらも嬉しい、楽しく幸せになれる、そんなお店でありたい」
穏やかに、しかし力強く前を見据える石森さんのもとには個性豊かな作家らが集い、自由で温かな交流が続いています。
目指したのは「自転車で行けるマルシェ」

Tanayaの2代目店主となった石森さんと、棚を利用しているアクセサリー作家のhanahinaこと佐藤幸子さん。
意気投合したふたりは、イベント等への共同出店を経て、2019(令和元)年には自分たちの手でマルシェ開催を実現。
「マルシェの前例がない北習志野で開催し、遠方に出向く時間も余裕もない子育て中のママたちが自転車で来られるマルシェにしたかった」と佐藤さん。

船橋アリーナ大会議室で開いた第1回きたならマルシェにはおよそ20店舗が立ち、250人を超える来場者でにぎわい大成功をおさめました。
今年のマルシェ、見どころは?主催者のふたりが語ります
第2回と第3回は、感染状況により規模を縮小してTanaya店内で開催した、きたならマルシェ。
第4回の今年は、3年ぶりに船橋アリーナで開催です!

主催者のお二人、石森さんと佐藤さんに各出店者さんについて自由におしゃべりしながらご紹介していただきました。
まずは物販の出店者さんからどうぞ!(順不同、敬称略)
さら(アクセサリー・雑貨)
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石森「独特のデザインが魅力の作家さん」
佐藤「丁寧な刺繍が美しい!レースや糸をご自身で染めて、素材から作っているそうですよ」
石森「ブローチも種類が豊富。ぜひ手に取って、巧みな糸づかいを見てほしいですね」
いしのさち(天然石アクセサリー・原石)
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石森「専門店での勤務経験もあり、とにかく石の知識が豊富!」
佐藤「天然石の美しさを活かした個性的なデザインが目を引きますね~」
石森「ほぼすべて、一点もののアクセサリー。ビビッとくる出会いを探しにきてほしいですね」
いまいゆうこ(陶芸作品)

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陶芸の先生でもある、いまいゆうこさん。
大きなクラフトフェアなどにも出店経験のある作家さんです。
「とっても気さくでお話ししやすい方なんですよ」と石森さん。
Tanayaでも大人気だったブローチをはじめ、本格的な食器やランプシェードなど、バラエティー豊かな作品が揃います。
佐藤さんも「くすっと笑える動物のブローチなど、親しみやすい作風が魅力」と絶賛。
Sekimiho(天然石オルゴナイト)
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石森「天然石のオルゴナイトで、おうちにパワースポットが出来ちゃいます!」
佐藤「天然石の他にビーズやワイヤーも封入されていて、作家さんらしさが表現されています」
石森「キーリングがとってもかわいい!中身がどうなっているか、じっくり見てほしいですね」
A-petit(洋服・布小物)
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石森「着心地が良くて、丈や袖の感じがちょうどいい」
佐藤「日常に取り入れやすいのが魅力!刺繍生地などかわいいものもあるけど、かわいくなりすぎないのがいいんです」
石森「コーディネートしやすいところが人気の秘密かなと思います」
sai (洋服・布小物・革小物)

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「シンプルな中にも、りんとしたかっこ良さがあり、作家さんのこだわりを感じる」と石森さん。
すっきりとしたシルエットながら、どこか女性らしさも。
「Tanayaでファンになった方も多いのではないかな」との佐藤さんの言葉にもうなずけます。
saiさんのお母さまが作る革小物も、本格的。
ぜひ手に取って、丁寧な仕様を感じてほしいです。
mimi chouchou (ドライフラワーリース・スワッグなど 花雑貨)
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石森「繊細で上品なフラワーアレンジメント作品が揃っています」
佐藤「古道具など、小物遣いのセンスも抜群!」
石森「作家さんの世界観が素敵なんですよね」
makka. (布小物)
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石森「布選びのセンスが抜群…!」
佐藤「他では見ない珍しい生地をいち早く作品に取り入れていますね」
石森「佐藤さんはヘアターバンを愛用していますよね!」
hanahina(レジンアクセサリー・タイルトレー)
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レジンやビーズを使った、「大人ナチュラル」なアクセサリーが人気の作家さん。
千葉県内各地で幅広くマルシェやイベントに出店されています。
季節感を取り入れた素材や色合いにときめきます…!
(主催者のお一人、佐藤さんです。筆者がご紹介させていただきました)
第3回きたならプチマルシェ回想記
昨年Tanaya店内で開催された「きたならプチマルシェ」では、出店する作家さんたちを4つのグループに分け、週替わりで4週にわたって展示・販売を行いました。
「世界観をうまく調和させたグループ展示は、見るだけでわくわくします」と佐藤さんが見どころを語ったように、それぞれの個性を活かしながら互いを引き立て合うディスプレイは見事で、どの週も人気を集め盛り上がりました。

今年も出店する3組の作家さん方をご紹介します!
n*drop(羊毛フェルト作品)
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石森「なんともかわいい顔立ちの羊毛フェルトたち。目が合ったら連れて帰らずにはいられない…」
佐藤「全部そろえたくなっちゃいますよね」
石森「季節のアイテムが毎シーズンかわいいので楽しみなんですよ~」
pocket (布小物)
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石森「アイデアが豊富な作家さん!」
佐藤「種類がとってもたくさんあって。北欧風の生地の作品も多くてかわいいんですよ」
石森「石粉粘土のブローチも人気ですね」
iro sai*clover(ワイヤークラフト雑貨)
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石森「繊細なワイヤークラフトがおしゃれ!」
佐藤「普段の生活を豊かにしてくれるアイテムがたくさんありますね~」
石森「最近では、趣味の写真を使ったポストカードやカレンダーなどの作品も人気です」
楽しみなテイクアウトフードも充実!
Wakamai only one sweets(オーダーメイドのケーキ・焼菓子)
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石森「希望のデザインで、オンリーワンのケーキを作ってくれます」
佐藤「生シフォンケーキはボリュームがあっておいしい!」
石森「第2回、第3回のプチマルシェでは、Tanayaキャラクター・Tanayaちゃんのアイシングクッキーが好評でしたね~」
(Tanayaちゃんは店主・石森さんがモチーフ。そっくりでかわいいです!)
Taiwan tea 22(台湾茶)
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Instagram/@taiwantea22
石森「本当に、とってもおいしい台湾茶を仕入れてくださいます」
佐藤「私はまだいただいたことがないのですが、種類も豊富で、香りや味わいの違いも楽しめると聞きました」
石森「そうなんです!雑味がなく上品な口当たりの台湾茶、ぜひ味わってほしいですね」
おかしな焼菓子屋こばこば(スコーン・焼菓子)
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石森「Tanayaでも月一回販売している大人気のスコーン。一度食べたら病みつき」
佐藤「季節ごとにいろんな味を食べられるのもうれしい!」
石森「チーズケーキもおいしいんですよ~」
Café Delizo(お弁当・お惣菜)

Instagram/@delizo_obento_cafe
地域の農家さんから仕入れた野菜を使い、素材を活かした料理が評判のカフェ。
お弁当やお惣菜の販売もあり、人気を集めています。
「何度かお弁当をいただきましたが、彩りもきれいで味も間違いないです」と石森さん。
「あの苦いゴーヤがすごくおいしいカレーのフリットになって出てきて感動したことが」と笑顔で話してくれました。
いかがでしたか?
石森さん、佐藤さん、ありがとうございました!
おふたりとも、目をキラキラさせて各出店者さんの特色やおすすめポイントなどを話してくださいました。
作品とともに、作家さんたちとのおしゃべりも楽しめるのが「きたならマルシェ」の醍醐味。
作家さんたちのものづくりへの思いや情熱、それを共有し誰もが笑顔になれる、またとないわくわくがいっぱいのイベントです。
作り手も買う人も「楽しい、うれしい」!
Tanayaが目指す、そんな胸躍る世界をぜひ体験してみてください♪
日時/11月13日(日) 午前10時30分~午後3時30分
会場/船橋市総合体育館(船橋アリーナ)大会議室
住所/船橋市習志野台7-5-1
料金/入場無料
問い合わせ/047‐404‐5262 Tanaya
Instagram/@kitanalamarche