もうすぐクリスマス。
賛美歌やクリスマスソングが街にあふれる季節です。
そんな時季にぴったりな楽器、イングリッシュ・ハンドベルを紹介します。
公開 2022/12/09(最終更新 2022/12/08)

息を合わせてグループで演奏

イングリッシュ・ハンドベルは、16世紀にイギリスの教会で誕生しました。
当初は大きなタワーベルの「チェンジリンギング」(複数人で、一定の順序に従って鳴らすこと)の練習のためのものでしたが、次第にベルの数も音域も広がり、さまざまな曲が演奏できる楽器として確立しました。
ハンドベルは銅と錫の合金で手作りされており、高い音なら200グラムほど、低い音になると8キロほどにもなります。
1人が2~4個のベルを担当し、音域により7〜15人ほどで演奏するのが一般的です。

ちなみに学校や幼稚園などでよく使われる軽いベルは「ミュージックベル」といいます。
より手軽に楽しめるよう日本で考案された楽器で、イングリッシュ・ハンドベルとは別の楽器です。
日本は世界で3番目に盛んな国
日本にハンドベルが紹介されたのは戦後のことでしたが、キリスト教系の学校を中心に急速に広まり、現在ではアメリカ、イギリスに次ぐ世界3番目のグループ数を誇ります。
ハンドベルの音色は、天使のハーモニーといわれるほど繊細で美しく、また、さまざまな奏法、チームワークの魅力もあり、多くの人を引きつけています。
(取材・執筆/倫)

白井市のサークル「ヴィヴァーチェ」のコンサートが開催されます。
賛美歌、クリスマスソングだけでなく、映画音楽や日本の曲なども演奏されます。
ヴィヴァーチェ・ハンドベル・クリスマスコンサート
日時/12月24日(土)午後2時開演(午後1時30分開場)
※午後4時ごろ終演予定
場所/白井市文化会館大ホール
住所/千葉県白井市復1148-8
問い合わせ
TEL/090-9325-3441 本屋
※入場無料